MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第1問

医学的基礎第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第1問(医学的基礎)の正答は 5 です。共感(エンパシー)とは、相手の感情を「あたかも自分のことのように」感じ取りながらも、自分と相手の区別を保った態度をいう。

問題
医療従事者が患者との信頼関係を築くためには、患者との良好な共感的コ ミュニケーションを図ることが大切である。この場合の「共感」の意味に最も近いの はどれか。
  1. 1. 相手の気持ちに過剰に入り込む。
  2. 2. 相手の気持ちを完全に理解する。
  3. 3. 自分の気持ちに相手を巻き込む。
  4. 4. 自分の気持ちを可能な限り相手に理解させる。
  5. 5. 相手の気持ちを自分の気持ちのように実感する。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 相手の気持ちを自分の気持ちのように実感する。

共感(エンパシー)とは、相手の感情を「あたかも自分のことのように」感じ取りながらも、自分と相手の区別を保った態度をいう。過剰に同一化することや、相手の感情を完全に一致させることではない。よって5が最も近い。


【各選択肢の解説】

1. 相手の気持ちに過剰に入り込む。
❌ 誤り。過剰な同一化(巻き込まれ)は共感ではなく、専門職として不適切。
2. 相手の気持ちを完全に理解する。
❌ 誤り。他者の内面を完全に理解することは不可能で、共感の定義ではない。
3. 自分の気持ちに相手を巻き込む。
❌ 誤り。自分本位で相手を巻き込む態度は共感の対極。
4. 自分の気持ちを可能な限り相手に理解させる。
❌ 誤り。自己主張・説得であり、共感ではない。
5. 相手の気持ちを自分の気持ちのように実感する。
✅ 正しい。「あたかも自分のことのように」感じるのが共感の中核。

【試験対策ポイント】

共感(empathy)と同情(sympathy)の違いが頻出。共感は「as if(あたかも〜のように)」の距離を保つ点が要点。医療者-患者間の信頼関係(ラポール)形成の基本で、傾聴・受容・共感が三本柱。

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