第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問
呼吸療法装置第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。人工鼻は患者の呼気の熱と水分をフィルタにためて、次の吸気に返す受け身の加湿器である。
問題
人工呼吸管理中の加温加湿について正しいのはどれか。
- 1. 加温加湿器では定期的に水道水を追加する。
- 2. 加温加湿器のヒータワイヤは呼気回路に組み入れる。
- 3. 人工鼻ではネブライザの併用が有用である。
- 4. 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。 ✓
- 5. 人工鼻は加温加湿器と比べて加湿性能が優れている。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73%やさしい
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。
人工鼻は患者の呼気の熱と水分をフィルタにためて、次の吸気に返す受け身の加湿器である。フィルタに分泌物が付くと目詰まりし、呼吸抵抗が上がる。
【各選択肢の解説】
1. 加温加湿器では定期的に水道水を追加する。
❌ 誤り。水道水は細菌汚染やミネラルの析出のもとになる。正しくは滅菌蒸留水を用いる。
❌ 誤り。水道水は細菌汚染やミネラルの析出のもとになる。正しくは滅菌蒸留水を用いる。
2. 加温加湿器のヒータワイヤは呼気回路に組み入れる。
❌ 誤り。加温加湿したガスが患者に届くまでに冷えて結露するのを防ぐのが目的である。正しくはヒータワイヤは吸気回路に入れる(呼気側にも入れる回路はあるが、基本は吸気側)。
❌ 誤り。加温加湿したガスが患者に届くまでに冷えて結露するのを防ぐのが目的である。正しくはヒータワイヤは吸気回路に入れる(呼気側にも入れる回路はあるが、基本は吸気側)。
3. 人工鼻ではネブライザの併用が有用である。
❌ 誤り。ネブライザの水分・薬液で人工鼻のフィルタが目詰まりし、呼吸抵抗が上がる。正しくは人工鼻とネブライザは併用しない(吸入するときは人工鼻を外す)。
❌ 誤り。ネブライザの水分・薬液で人工鼻のフィルタが目詰まりし、呼吸抵抗が上がる。正しくは人工鼻とネブライザは併用しない(吸入するときは人工鼻を外す)。
4. 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。
✅ 正しい(=正答)。人工鼻は気管チューブのすぐ先に付くため、分泌物や血液がフィルタに付きやすく、目詰まりで抵抗が上がる。分泌物の多い患者には加温加湿器を選ぶ。
✅ 正しい(=正答)。人工鼻は気管チューブのすぐ先に付くため、分泌物や血液がフィルタに付きやすく、目詰まりで抵抗が上がる。分泌物の多い患者には加温加湿器を選ぶ。
5. 人工鼻は加温加湿器と比べて加湿性能が優れている。
❌ 誤り。人工鼻は呼気の水分を回収して返すだけで、新たな水を足せない。正しくは加湿性能は加温加湿器の方が高い。
❌ 誤り。人工鼻は呼気の水分を回収して返すだけで、新たな水を足せない。正しくは加湿性能は加温加湿器の方が高い。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 加温加湿器 | 人工鼻 |
|---|---|---|
| しくみ | 水を加温して能動的に加湿 | 呼気の熱・水分を回収して返す |
| 加湿性能 | 高い | 劣る |
| 水 | 滅菌蒸留水 | 不要 |
| 向かない例 | ― | 分泌物が多い・血痰・ネブライザ併用 |
| 注意 | 回路の結露・ヒータワイヤは吸気側 | 目詰まり・死腔の増加 |
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