第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問
呼吸療法装置第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。人工鼻(HME)は患者の呼気の熱と水分を捕捉して吸気を加温加湿する受動的デバイス。
問題
人工呼吸管理中の加温加湿について正しいのはどれか。
- 1. 加温加湿器では定期的に水道水を追加する。
- 2. 加温加湿器のヒータワイヤは呼気回路に組み入れる。
- 3. 人工鼻ではネブライザの併用が有用である。
- 4. 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。 ✓
- 5. 人工鼻は加温加湿器と比べて加湿性能が優れている。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。
人工鼻(HME)は患者の呼気の熱と水分を捕捉して吸気を加温加湿する受動的デバイス。分泌物や結露で目詰まりすると呼吸抵抗が上昇する。したがって正しいのは4番。
【各選択肢の解説】
1. 加温加湿器では定期的に水道水を追加する。
❌ 誤り。細菌汚染を避けるため滅菌蒸留水を用いる。水道水は不可。
❌ 誤り。細菌汚染を避けるため滅菌蒸留水を用いる。水道水は不可。
2. 加温加湿器のヒータワイヤは呼気回路に組み入れる。
❌ 誤り。ヒータワイヤは結露防止のため吸気回路に組み入れる。
❌ 誤り。ヒータワイヤは結露防止のため吸気回路に組み入れる。
3. 人工鼻ではネブライザの併用が有用である。
❌ 誤り。ネブライザの薬液・水分で人工鼻が目詰まりするため併用は禁忌。
❌ 誤り。ネブライザの薬液・水分で人工鼻が目詰まりするため併用は禁忌。
4. 人工鼻では分泌物が多いと呼吸抵抗が上昇する。
✅ 正しい。分泌物付着で目詰まりし気道抵抗・死腔が増す。血痰・多量分泌の症例では使用を避ける。
✅ 正しい。分泌物付着で目詰まりし気道抵抗・死腔が増す。血痰・多量分泌の症例では使用を避ける。
5. 人工鼻は加温加湿器と比べて加湿性能が優れている。
❌ 誤り。加湿性能は加温加湿器の方が優れる。人工鼻は簡便だが加湿力は劣る。
❌ 誤り。加湿性能は加温加湿器の方が優れる。人工鼻は簡便だが加湿力は劣る。
【試験対策ポイント】
加温加湿器:能動的・高い加湿性能・滅菌蒸留水使用・ヒータワイヤは吸気回路。人工鼻(HME):受動的・簡便・死腔増加・分泌物で目詰まり・ネブライザ併用禁忌・喀血/多量分泌では禁忌。
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