MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第1問

医学的基礎第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第1問(医学的基礎)の正答は 3 です。

問題
患者の権利について誤っているのはどれか。
  1. 1. 患者は担当医師、病院を自由に選択できる。
  2. 2. リスボン宣言で患者の権利が謳われている。
  3. 3. 患者の死後、その配偶者は診療情報を自由に閲覧できる。
  4. 4. 健康保険料を支払っていない人も適切な医療をうけられる。
  5. 5. 患者は医師が必要と判断した急性心筋梗塞の急性期治療を拒否できる。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 患者の死後、その配偶者は診療情報を自由に閲覧できる。

これは誤り。死亡した患者の診療情報は、厚生労働省の指針に基づき遺族へ開示される制度はあるが、「自由に閲覧できる」わけではなく、開示請求の手続きや故人の生前の意思・プライバシーへの配慮による制限がある。他の選択肢はいずれも患者の権利として正しい。


【各選択肢の解説】

1. 患者は担当医師、病院を自由に選択できる。
✅ 正しい。日本の医療はフリーアクセスが原則で、患者は医療機関・医師を自由に選べる。
2. リスボン宣言で患者の権利が謳われている。
✅ 正しい。世界医師会のリスボン宣言(患者の権利宣言)が患者の権利の国際的基準を示す。
3. 患者の死後、その配偶者は診療情報を自由に閲覧できる。
❌ 誤り。遺族への診療情報開示は指針に沿った手続きと制限のもとで行われ、「自由に」ではない。
4. 健康保険料を支払っていない人も適切な医療をうけられる。
✅ 正しい。応召義務や救急医療により、支払い状況にかかわらず必要な医療は提供される。
5. 患者は医師が必要と判断した急性心筋梗塞の急性期治療を拒否できる。
✅ 正しい。自己決定権に基づき、患者は治療を拒否する権利をもつ(インフォームド・コンセント)。

【試験対策ポイント】

  • リスボン宣言=患者の権利、ヘルシンキ宣言=人を対象とする医学研究の倫理、ジュネーブ宣言=医の倫理(医師の職業倫理)。混同注意。
  • 患者の権利=自己決定権・情報開示・プライバシー・フリーアクセス。治療拒否も権利。
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