MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第53問

電子工学第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第53問(電子工学)の正答は 2 です。トランジスタ増幅回路の直流動作点を求める問題。

問題
図の回路で、V BE = 0.6 V のときV CE の電圧[V]はどれか。 ただし、V CC は10 V 以上とする。 R C E B V CC V CE V BE I C I B V BB 0.2 0.4 0.6 0.8 V BE[V] I B[nA] 入力特性 I B[nA] I C[mA] 電流伝達特性 I B[nA] V CE[V] I C[mA] 出力特性
  1. 1. 2
  2. 2. 4
  3. 3. 6
  4. 4. 8
  5. 5. 10

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 4

トランジスタ増幅回路の直流動作点を求める問題。入力特性グラフからV_BE=0.6 Vに対応するベース電流I_Bを読み、電流伝達特性からコレクタ電流I_C(=h_FE・I_B)を求め、出力側で V_CE=V_CC−I_C・R_C を計算する。V_CCは十分高く(10 V以上)飽和せず活性領域にあり、負荷線との交点でV_CE=4 Vとなる。よって2番。


【各選択肢の解説】

1. 2
❌ 誤り。I_Cを過大に見積もると電圧降下が大きくなりV_CEが下がりすぎる。
2. 4
✅ 正しい。V_BE=0.6 V→I_B→I_C→V_CE=V_CC−I_C・R_C=4 V。活性領域の動作点。
3. 6
❌ 誤り。I_Cを過小に見積もった場合の値。
4. 8
❌ 誤り。同上、電圧降下を小さく見積もりすぎ。
5. 10
❌ 誤り。V_CC=10 Vそのもの。I_C・R_Cの電圧降下を考慮していない。

【試験対策ポイント】

  • バイアス解析の手順:①入力特性でV_BE→I_B、②電流伝達特性(h_FE)でI_B→I_C、③出力回路の負荷線 V_CE=V_CC−I_C・R_C。
  • 3つのグラフ(入力特性・電流伝達特性・出力特性)を順にたどるのが定石。
  • 活性領域:V_CEがV_CC近く(遮断)でも0近く(飽和)でもない中間値。増幅動作の動作点。
  • h_FE=I_C/I_B(直流電流増幅率)。
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