第50回 作業療法士国家試験 午後 第100問
臨床心理学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第100問(臨床心理学)の正答は 3 です。反応性愛着障害は、ネグレクトや養育者の頻回な交代など不適切な養育を背景に、養育者への愛着が形成されない状態である。
問題
小児の精神障害で正しいのはどれか。
- 1. 吃音は女児に多い。
- 2. 分離不安障害は学童期に多い。
- 3. 反応性愛着障害は過度に警戒的である。 ✓
- 4. 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。
- 5. 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.5%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-15)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — 反応性愛着障害は過度に警戒的である。
反応性愛着障害は、ネグレクトや養育者の頻回な交代など不適切な養育を背景に、養育者への愛着が形成されない状態である。過度に警戒的で、苦痛なときにも慰めを求めず、慰められても受け入れにくい。
【各選択肢の解説】
1. 吃音は女児に多い。
❌ 誤り。正しくは吃音(小児期発症流暢症)は男児に多い。女児のほうが自然に回復しやすいため、年齢が上がるほど男児の比率が高まる。
❌ 誤り。正しくは吃音(小児期発症流暢症)は男児に多い。女児のほうが自然に回復しやすいため、年齢が上がるほど男児の比率が高まる。
2. 分離不安障害は学童期に多い。
❌ 誤り。正しくは分離不安症は幼児期(就学前)から学童期早期に発症するのが典型で、年齢が上がるにつれて有病率は低下する。
❌ 誤り。正しくは分離不安症は幼児期(就学前)から学童期早期に発症するのが典型で、年齢が上がるにつれて有病率は低下する。
3. 反応性愛着障害は過度に警戒的である。
✅ 正しい。養育者が安心の拠りどころとして機能してこなかったため、子どもは大人を頼らず、凍りついたように周囲をうかがう過度の警戒や、近づきたいのに避けるという両価的な反応を示す。陽性の情動表出も乏しい。
✅ 正しい。養育者が安心の拠りどころとして機能してこなかったため、子どもは大人を頼らず、凍りついたように周囲をうかがう過度の警戒や、近づきたいのに避けるという両価的な反応を示す。陽性の情動表出も乏しい。
4. 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。
❌ 誤り。家庭内で最も目立つことは多いが、正しくは学校や地域など複数の場面に及ぶこともある。症状が現れる場面の数が多いほど重症と評価される(DSM-5)。
❌ 誤り。家庭内で最も目立つことは多いが、正しくは学校や地域など複数の場面に及ぶこともある。症状が現れる場面の数が多いほど重症と評価される(DSM-5)。
5. 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは成長に伴って軽快しやすいのは多動・衝動性で、不注意は成人期まで残存しやすい。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは成長に伴って軽快しやすいのは多動・衝動性で、不注意は成人期まで残存しやすい。
【試験対策ポイント】
- 吃音・ADHD・自閉スペクトラム症はいずれも男児に多い
- ADHDの経過:多動は軽快しやすく、不注意は残りやすい(成人ADHDの主訴が不注意である理由)
- 反応性愛着障害=過度に警戒的・誰にも愛着を示さない/脱抑制型対人交流障害=誰にでもなれなれしい。対で覚える
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