第56回 作業療法士国家試験 午後 第52問
解剖学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第52問(解剖学)の正答は 4 です。髄膜は外から硬膜・くも膜・軟膜の3層で、くも膜と軟膜の間のくも膜下腔を脳脊髄液が満たしている。
問題
脳構造について正しいのはどれか。
- 1. 小脳テントは脳底槽にある。
- 2. 脳静脈洞は硬膜下腔の中を通る。
- 3. 大脳鎌はSylvius裂内に位置する。
- 4. くも膜と軟膜の間がくも膜下腔である。 ✓
- 5. 透明中隔は第三脳室と第四脳室の間にある。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 63.6%標準
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — くも膜と軟膜の間がくも膜下腔である。
髄膜は外から硬膜・くも膜・軟膜の3層で、くも膜と軟膜の間のくも膜下腔を脳脊髄液が満たしている。硬膜のひだ(大脳鎌・小脳テント)がどこに入り込むか、脳室がどうつながるかを位置関係で整理する。
【各選択肢の解説】
1. 小脳テントは脳底槽にある。
❌ 誤り。脳底槽は脳底部のくも膜下腔が広がった部分である。正しくは、小脳テントは大脳(後頭葉)と小脳の間に張る硬膜のひだである。
❌ 誤り。脳底槽は脳底部のくも膜下腔が広がった部分である。正しくは、小脳テントは大脳(後頭葉)と小脳の間に張る硬膜のひだである。
2. 脳静脈洞は硬膜下腔の中を通る。
❌ 誤り。正しくは、硬膜静脈洞は硬膜の外葉(骨膜層)と内葉(髄膜層)の間、つまり硬膜の中を走る。
❌ 誤り。正しくは、硬膜静脈洞は硬膜の外葉(骨膜層)と内葉(髄膜層)の間、つまり硬膜の中を走る。
3. 大脳鎌はSylvius裂内に位置する。
❌ 誤り。Sylvius裂(外側溝)は側頭葉と前頭葉・頭頂葉を分ける溝である。正しくは、大脳鎌は左右の大脳半球の間の大脳縦裂に入り込む硬膜のひだである。
❌ 誤り。Sylvius裂(外側溝)は側頭葉と前頭葉・頭頂葉を分ける溝である。正しくは、大脳鎌は左右の大脳半球の間の大脳縦裂に入り込む硬膜のひだである。
4. くも膜と軟膜の間がくも膜下腔である。
✅ 正しい。(=正答)くも膜下腔は脳脊髄液で満たされ、脳表の太い血管が走る。この血管が破れて起こるのがくも膜下出血である。
✅ 正しい。(=正答)くも膜下腔は脳脊髄液で満たされ、脳表の太い血管が走る。この血管が破れて起こるのがくも膜下出血である。
5. 透明中隔は第三脳室と第四脳室の間にある。
❌ 誤り。第三脳室と第四脳室は中脳水道でつながる。正しくは、透明中隔は左右の側脳室(前角)の間を隔てる薄い板である。
❌ 誤り。第三脳室と第四脳室は中脳水道でつながる。正しくは、透明中隔は左右の側脳室(前角)の間を隔てる薄い板である。
【試験対策ポイント】
| 構造 | 位置 |
|---|---|
| 大脳鎌 | 大脳縦裂(左右の大脳半球の間) |
| 小脳テント | 大脳(後頭葉)と小脳の間 |
| 硬膜静脈洞 | 硬膜の2層の間 |
| くも膜下腔 | くも膜と軟膜の間(脳脊髄液) |
| 透明中隔 | 左右の側脳室の間 |
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