第59回 作業療法士国家試験 午前 第56問
解剖学第59回午前
第59回 作業療法士国家試験 午前 第56問(解剖学)の正答は 5 です。左反回神経は大動脈弓を回って上行するため、右側(鎖骨下動脈を回る)よりも走行が長い。
問題
反回神経で正しいのはどれか。
- 1. 味覚を伝える。
- 2. 交感神経線維を含む。
- 3. 横隔神経から分枝する。
- 4. 輪状甲状筋を支配する。
- 5. 左側の走行は右側よりも長い。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 40%参考値
10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 左側の走行は右側よりも長い。
左反回神経は大動脈弓を回って上行するため、右側(鎖骨下動脈を回る)よりも走行が長い。これが左反回神経麻痺の頻度が高い解剖学的理由でもある。
【各選択肢の解説】
1. 味覚を伝える。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経(X)の枝で、喉頭内筋(輪状甲状筋を除く)の運動と喉頭粘膜の感覚を担う。味覚は顔面神経(鼓索神経)・舌咽神経が担う。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経(X)の枝で、喉頭内筋(輪状甲状筋を除く)の運動と喉頭粘膜の感覚を担う。味覚は顔面神経(鼓索神経)・舌咽神経が担う。
2. 交感神経線維を含む。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経の枝であり、副交感神経線維を含む。交感神経は頸部交感神経節から別経路で分布する。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経の枝であり、副交感神経線維を含む。交感神経は頸部交感神経節から別経路で分布する。
3. 横隔神経から分枝する。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経(第X脳神経)から分枝する。横隔神経は頸神経叢(C3〜C5)由来。
❌ 誤り。反回神経は迷走神経(第X脳神経)から分枝する。横隔神経は頸神経叢(C3〜C5)由来。
4. 輪状甲状筋を支配する。
❌ 誤り。輪状甲状筋は反回神経ではなく、迷走神経本幹の外喉頭神経上喉頭神経外枝が支配する(唯一の例外)。反回神経は他のすべての喉頭内筋を支配。
❌ 誤り。輪状甲状筋は反回神経ではなく、迷走神経本幹の外喉頭神経上喉頭神経外枝が支配する(唯一の例外)。反回神経は他のすべての喉頭内筋を支配。
5. 左側の走行は右側よりも長い。
✅ 正しい。左反回神経は大動脈弓を回るため、右側(右鎖骨下動脈を回る)より長い走行をとる。
✅ 正しい。左反回神経は大動脈弓を回るため、右側(右鎖骨下動脈を回る)より長い走行をとる。
【試験対策ポイント】
反回神経の重要ポイント:①迷走神経(X)の枝、②輪状甲状筋支配=外喉頭神経(上喉頭神経外枝)、それ以外の喉頭内筋=反回神経、③左>右の走行長。左反回神経は大動脈弓・肺尖・食道などの病変で障害されやすい。
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