OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第61回 作業療法士国家試験 午前 第61問

生理学第61回午前

第61回 作業療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 3 です。骨格筋線維は筋芽細胞が融合してできた多核の細胞で、中の筋原線維はZ帯で区切られた筋節(サルコメア)が縦に連なった構造をとる。

問題
骨格筋の筋線維で正しいのはどれか。
  1. 1. 単核である。
  2. 2. ミトコンドリアをもたない。
  3. 3. 筋原線維は筋節に細分化される。 ✓
  4. 4. 筋小胞体はNa⁺の貯蔵部位である。
  5. 5. ミオシンフィラメントは主にI帯に存在する。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 37.5%難問

56人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 筋原線維は筋節に細分化される。

骨格筋線維は筋芽細胞が融合してできた多核の細胞で、中の筋原線維はZ帯で区切られた筋節(サルコメア)が縦に連なった構造をとる。筋節が収縮の最小単位である。


【各選択肢の解説】

1. 単核である。
❌ 誤り。骨格筋線維は多数の筋芽細胞が融合してできるため、核が細胞膜の直下に多数並ぶ。正しくは多核である(単核は心筋・平滑筋)。
2. ミトコンドリアをもたない。
❌ 誤り。筋収縮のATPを供給するため、ミトコンドリアは筋原線維の間に多数ある。正しくはミトコンドリアをもち、特に遅筋(タイプⅠ)線維で多い。
3. 筋原線維は筋節に細分化される。
✅ 正しい。筋原線維はZ帯からZ帯までの筋節が繰り返す構造で、これが横紋として見える。
4. 筋小胞体はNa⁺の貯蔵部位である。
❌ 誤り。筋小胞体が貯蔵・放出するのはNa⁺ではない。正しくはCa²⁺の貯蔵部位で、興奮が届くとCa²⁺を放出し、トロポニンCに結合して収縮が始まる。
5. ミオシンフィラメントは主にI帯に存在する。
❌ 誤り。I帯はアクチン(細いフィラメント)だけの部分である。正しくはミオシンフィラメントはA帯に存在する。

【試験対策ポイント】

帯含むフィラメント収縮時の長さ
A帯ミオシン(+重なるアクチン)変わらない
I帯アクチンのみ短くなる
H帯ミオシンのみ短くなる
  • ひっかけ:Na⁺とCa²⁺、A帯とI帯の入れ替え
  • 骨格筋=多核・横紋あり/心筋=単核・横紋あり・介在板/平滑筋=単核・横紋なし
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