PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午後 第82問

理学療法管理学第50回午後

第50回 理学療法士国家試験 午後 第82問(理学療法管理学)の正答は 4 です。抗菌薬の安易な予防的投与は耐性菌(MRSAなど)の出現を助長し、かえって院内感染対策上不適切です。

問題
院内感染対策として適切でないのはどれか。
  1. 1. 二次感染の防止
  2. 2. 感染経路の把握
  3. 3. ガウンテクニック
  4. 4. 抗菌薬の予防的投与
  5. 5. 院内ガイドラインの作成

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 抗菌薬の予防的投与

抗菌薬の安易な予防的投与は耐性菌(MRSAなど)の出現を助長し、かえって院内感染対策上不適切です。抗菌薬は適応を厳格にして使用すべきで、予防的投与は院内感染対策としては適切ではありません。


【各選択肢の解説】

1. 二次感染の防止
✅ 正しい。一人の感染者から他の患者・スタッフへ広がる二次感染を防ぐことは、院内感染対策の中心的な目的です。
2. 感染経路の把握
✅ 正しい。接触・飛沫・空気感染など感染経路を把握し、経路別予防策をとることは適切な対策です。
3. ガウンテクニック
✅ 正しい。ガウン・手袋・マスクの着脱手順(個人防護具の適正使用)は標準予防策の基本で適切です。
4. 抗菌薬の予防的投与
❌ 誤り。不要な抗菌薬の予防的投与は耐性菌を生み出し、院内感染対策としては不適切です。これが正答(適切でないもの)です。
5. 院内ガイドラインの作成
✅ 正しい。施設ごとの院内感染対策ガイドラインを整備し標準化することは適切な対策です。

【試験対策ポイント】

院内感染対策の基本は標準予防策(スタンダードプリコーション)+経路別予防策です。すべての血液・体液・分泌物を感染性があるものとして扱い、手指衛生・個人防護具(PPE)の適正使用が要となります。抗菌薬の予防的・乱用は耐性菌を生むため「適切でない」選択肢として狙われます。否定設問(適切でないもの)では設問の向きに注意しましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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