PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第51回 理学療法士国家試験 午後 第1問

理学療法評価学第51回午後

第51回 理学療法士国家試験 午後 第1問(理学療法評価学)の正答は 1 です。棘果長(SMD:上前腸骨棘〜内果)は右77.5cm・左76.0cmと右が長いのに、転子果長(TMD:大転子〜外果)は左右とも75.0cmで差がありません。

問題
下肢長の計測結果を表に示す。関連性の高いテストはどれか。(右:棘果長77.5cm、転子果長75.0cm 左:棘果長76.0cm、転子果長75.0cm)
第51回午後第1問 図
  1. 1. Patrickテスト
  2. 2. Buergerテスト
  3. 3. Gaenslenテスト
  4. 4. McMurrayテスト
  5. 5. Posterior drawerテスト

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — Patrickテスト

棘果長(SMD:上前腸骨棘〜内果)は右77.5cm・左76.0cmと右が長いのに、転子果長(TMD:大転子〜外果)は左右とも75.0cmで差がありません。これは大腿骨自体の長さに左右差はなく、骨盤〜大転子間(=股関節レベル)に短縮があることを示し、股関節病変が疑われます。股関節病変を評価するPatrickテストが最も関連性の高いテストです。


【各選択肢の解説】

1. Patrickテスト
✅ 正しい。股関節・仙腸関節の病変を調べるテスト(FABERE肢位)。SMDとTMDの差から股関節レベルの短縮が示唆され、本問に合致する。
2. Buergerテスト
❌ 誤り。下肢の動脈血行障害(閉塞性動脈疾患)を調べるテストで、下肢長計測とは無関係。
3. Gaenslenテスト
❌ 誤り。仙腸関節障害を調べるテストだが、本問の下肢長差は股関節レベルを示しており第一選択ではない。
4. McMurrayテスト
❌ 誤り。半月板損傷を調べる膝のテスト。下肢長差とは直接関係しない。
5. Posterior drawerテスト
❌ 誤り。膝後十字靱帯損傷を調べるテスト。下肢長計測とは無関係。

【試験対策ポイント】

下肢長計測の使い分けは頻出。

計測項目測定点意味
棘果長(SMD)上前腸骨棘〜内果股関節含む下肢全長
転子果長(TMD)大転子〜外果大腿骨〜下腿(股関節を除く)

SMDに差があるのにTMDに差がない→股関節レベルの短縮(変形性股関節症・大腿骨頭壊死など)を疑う。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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