第51回 理学療法士国家試験 午後 第64問
解剖学第51回午後
眼球構成体の説明で正しいのはどれか。
1. 角膜は光信号を電気信号に変換する。
2. 虹彩は涙液を産生する。
3. 硝子体は網膜に入る光量を調整する。
4. 網膜は眼球の内圧を保つ。
5. 毛様体は水晶体の厚さを変化させる。
- 1. 角膜は光信号を電気信号に変換する。
- 2. 虹彩は涙液を産生する。
- 3. 硝子体は網膜に入る光量を調整する。
- 4. 網膜は眼球の内圧を保つ。
- 5. 毛様体は水晶体の厚さを変化させる。 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 毛様体は水晶体の厚さを変化させる。
毛様体に付着する毛様小体が水晶体を支持しており、毛様体の収縮・弛緩により毛様小体の緊張が変化することで、水晶体の厚さが変化し、ピント調節(調節)が可能になります。
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【各選択肢の解説】
1. 角膜は光信号を電気信号に変換する。
❌ 誤り。角膜は透光性の組織で光を屈折させる役割を担いますが、光信号を電気信号に変換するのは網膜の視細胞(桿体細胞と錐体細胞)の役割です。
2. 虹彩は涙液を産生する。
❌ 誤り。虹彩は瞳孔径を調整して網膜に入る光量を調整する組織です。涙液はラクリマル腺(涙腺)から産生されます。
3. 硝子体は網膜に入る光量を調整する。
❌ 誤り。硝子体は透光性のゲル状物質で眼球内圧を保つ役割があります。網膜に入る光量を調整するのは虹彩の瞳孔です。
4. 網膜は眼球の内圧を保つ。
❌ 誤り。眼球内圧は硝子体と房水によって保たれます。網膜は光を受容して視覚情報を処理する神経組織です。
5. 毛様体は水晶体の厚さを変化させる。
✅ 正しい。毛様体の収縮により毛様小体の牽引が緩み、水晶体が膨隆して近点視が可能になります。
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【試験対策ポイント】
・虹彩:瞳孔径の調整(光量調整)
・毛様体:調節機能(毛様小体を介して水晶体厚の変化)
・網膜・硝子体の役割を正確に区別する