第52回 理学療法士国家試験 午後 第82問
神経内科学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第82問(神経内科学)の正答は 2・4 です。自律神経過反射は、主に第6胸髄(Th6)以上の脊髄損傷で、膀胱充満や便秘などの刺激をきっかけに損傷部より下の交感神経が過剰に働き、発作性の高血圧が起こる状態である。
問題
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
- 1. 頻脈
- 2. 高血圧 ✓
- 3. 低血糖
- 4. 顔面紅潮 ✓
- 5. 損傷レベルより下の発汗
正答:2・4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 51.2%標準
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・4番 — 高血圧・顔面紅潮
自律神経過反射は、主に第6胸髄(Th6)以上の脊髄損傷で、膀胱充満や便秘などの刺激をきっかけに損傷部より下の交感神経が過剰に働き、発作性の高血圧が起こる状態である。損傷部より上では、血圧上昇に対する反応として顔面紅潮・発汗・頭痛・徐脈がみられる。
【各選択肢の解説】
1. 頻脈
❌ 誤り。急な血圧上昇を圧受容器が感知し、迷走神経を介して心拍数が下がる。正しくは徐脈になる。
❌ 誤り。急な血圧上昇を圧受容器が感知し、迷走神経を介して心拍数が下がる。正しくは徐脈になる。
2. 高血圧
✅ 正しい。(=正答)損傷部より下の交感神経が脳からの抑制を受けずに過剰に働き、内臓や下肢の血管が収縮するため、血圧が急激に上昇する。最も重要な徴候である。
✅ 正しい。(=正答)損傷部より下の交感神経が脳からの抑制を受けずに過剰に働き、内臓や下肢の血管が収縮するため、血圧が急激に上昇する。最も重要な徴候である。
3. 低血糖
❌ 誤り。自律神経過反射は血圧と血管運動の反応であり、低血糖はその徴候に含まれない。正しくは高血圧・徐脈・頭痛・顔面紅潮・損傷部より上の発汗が徴候である。
❌ 誤り。自律神経過反射は血圧と血管運動の反応であり、低血糖はその徴候に含まれない。正しくは高血圧・徐脈・頭痛・顔面紅潮・損傷部より上の発汗が徴候である。
4. 顔面紅潮
✅ 正しい。(=正答)損傷部より上では、血圧上昇を下げようとする反応として血管が拡張するため、顔面が紅潮する。
✅ 正しい。(=正答)損傷部より上では、血圧上昇を下げようとする反応として血管が拡張するため、顔面が紅潮する。
5. 損傷レベルより下の発汗
❌ 誤り。損傷部より下は血管が収縮し、皮膚は蒼白・鳥肌となる。正しくは損傷レベルより上の発汗がみられる。
❌ 誤り。損傷部より下は血管が収縮し、皮膚は蒼白・鳥肌となる。正しくは損傷レベルより上の発汗がみられる。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 起こること |
|---|---|
| 損傷部より下 | 血管収縮・蒼白・鳥肌 |
| 損傷部より上 | 顔面紅潮・発汗・頭痛・鼻閉 |
| 全身 | 発作性の高血圧+徐脈 |
- 対応:座位にして頭部を挙上し、締め付けを緩め、膀胱・直腸などの誘因を取り除く
- 「頻脈」「損傷部より下の発汗」は向きを逆にしたひっかけである
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