第54回 理学療法士国家試験 午前 第55問
解剖学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第55問(解剖学)の正答は 3 です。食道には起始部・気管分岐部・横隔膜貫通部の3か所に生理的狭窄部がある。
問題
消化器の解剖で正しいのはどれか。
- 1. 胃の筋層は2層の平滑筋からなる。
- 2. 空腸は回腸より長い。
- 3. 食道は3か所の狭窄部をもつ。 ✓
- 4. 十二指腸は腸間膜を有する。
- 5. 内肛門括約筋は横紋筋からなる。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.3%やさしい
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 食道は3か所の狭窄部をもつ。
食道には起始部・気管分岐部・横隔膜貫通部の3か所に生理的狭窄部がある。異物が引っかかりやすく、食道癌の好発部位としても知られる。
【各選択肢の解説】
1. 胃の筋層は2層の平滑筋からなる。
❌ 誤り。正しくは、胃の筋層は内斜走・中輪走・外縦走の3層の平滑筋からなる。他の消化管の内輪・外縦の2層に、内側の斜走筋が加わる。
❌ 誤り。正しくは、胃の筋層は内斜走・中輪走・外縦走の3層の平滑筋からなる。他の消化管の内輪・外縦の2層に、内側の斜走筋が加わる。
2. 空腸は回腸より長い。
❌ 誤り。正しくは、空腸は小腸(十二指腸を除く)の口側約2/5、回腸は肛門側約3/5で、回腸のほうが長い。
❌ 誤り。正しくは、空腸は小腸(十二指腸を除く)の口側約2/5、回腸は肛門側約3/5で、回腸のほうが長い。
3. 食道は3か所の狭窄部をもつ。
✅ 正しい。起始部(輪状軟骨の高さ)、気管分岐部(大動脈弓・左主気管支と交差する所)、横隔膜を貫く所の3か所で、周りの構造に囲まれて内腔が狭くなる。
✅ 正しい。起始部(輪状軟骨の高さ)、気管分岐部(大動脈弓・左主気管支と交差する所)、横隔膜を貫く所の3か所で、周りの構造に囲まれて内腔が狭くなる。
4. 十二指腸は腸間膜を有する。
❌ 誤り。正しくは、十二指腸は大部分が後腹壁に固定された腹膜後器官で、腸間膜をもたない。腸間膜をもつのは空腸と回腸である。
❌ 誤り。正しくは、十二指腸は大部分が後腹壁に固定された腹膜後器官で、腸間膜をもたない。腸間膜をもつのは空腸と回腸である。
5. 内肛門括約筋は横紋筋からなる。
❌ 誤り。正しくは、内肛門括約筋は平滑筋(不随意筋)で、横紋筋(随意筋)からなるのは外肛門括約筋である。
❌ 誤り。正しくは、内肛門括約筋は平滑筋(不随意筋)で、横紋筋(随意筋)からなるのは外肛門括約筋である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 押さえる点 |
|---|---|
| 胃の筋層 | 3層(内斜・中輪・外縦) |
| 小腸の長さ | 回腸>空腸 |
| 腸間膜 | 空腸・回腸にある/十二指腸にない |
| 肛門括約筋 | 内=平滑筋・外=横紋筋 |
| 食道の狭窄部 | 起始部・気管分岐部・横隔膜貫通部 |
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