PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午前 第87問

理学療法評価学第54回午前

第54回 理学療法士国家試験 午前 第87問(理学療法評価学)の正答は 4 です。帯状疱疹は、過去に感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが知覚神経節に潜伏し、再活性化して起こる疾患です。

問題
帯状疱疹で正しいのはどれか。
  1. 1. 発疹は左右対称にみられる。
  2. 2. 感染後数日で発症する。
  3. 3. Koplik斑が出現する。
  4. 4. アロディニアを伴う。
  5. 5. 帯状絞扼感を伴う。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — アロディニアを伴う。

帯状疱疹は、過去に感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが知覚神経節に潜伏し、再活性化して起こる疾患です。神経に沿って症状が出るため、軽い触刺激でも痛みを感じるアロディニア(異痛症)を伴うのが特徴です。


【各選択肢の解説】

1. 発疹は左右対称にみられる。
❌ 誤り。帯状疱疹は一つの神経(デルマトーム)に沿って片側性・帯状に出現し、左右対称ではありません。
2. 感染後数日で発症する。
❌ 誤り。初感染(水痘)から数年〜数十年潜伏したウイルスが再活性化して発症します。数日後ではありません。
3. Koplik斑が出現する。
❌ 誤り。Koplik斑は麻疹(はしか)でみられる頬粘膜の白斑で、帯状疱疹とは無関係です。
4. アロディニアを伴う。
✅ 正しい。神経の炎症により、本来痛くない軽い刺激でも痛みを感じるアロディニアを伴います。帯状疱疹後神経痛でも問題となります。
5. 帯状絞扼感を伴う。
❌ 誤り。帯状絞扼感(体幹を締めつけられる感覚)は脊髄障害(横断性脊髄炎など)でみられる症候で、帯状疱疹の典型症状ではありません。

【試験対策ポイント】

帯状疱疹のキーワードは片側性・神経分節(デルマトーム)に沿う・有痛性・アロディニア・帯状疱疹後神経痛です。発疹が消えても痛みが残る帯状疱疹後神経痛がリハ・疼痛管理で重要。Koplik斑(麻疹)や帯状絞扼感(脊髄障害)は別疾患の所見なので引っかからないようにしましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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