第58回 理学療法士国家試験 午前 第100問
臨床心理学第58回午前
第58回 理学療法士国家試験 午前 第100問(臨床心理学)の正答は 2 です。強迫性障害は、不合理と分かっていても浮かんでしまう強迫観念と、それを打ち消すための強迫行為が特徴である。
問題
強迫性障害で正しいのはどれか。
- 1. 薬物療法は無効である。
- 2. 曝露反応妨害法が行われる。 ✓
- 3. 強迫行為はさせられ体験による。
- 4. うつ病を合併することはまれである。
- 5. 患者は強迫行為の不合理性を自覚していない。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.1%標準
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 曝露反応妨害法が行われる。
強迫性障害は、不合理と分かっていても浮かんでしまう強迫観念と、それを打ち消すための強迫行為が特徴である。治療には曝露反応妨害法などの認知行動療法と、SSRIによる薬物療法が用いられる。
【各選択肢の解説】
1. 薬物療法は無効である。
❌ 誤り。正しくは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの薬物療法が有効で、認知行動療法と併用される。
❌ 誤り。正しくは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの薬物療法が有効で、認知行動療法と併用される。
2. 曝露反応妨害法が行われる。
✅ 正しい(=正答)。不安を起こす場面にあえて身を置き(曝露)、手洗いや確認などの強迫行為をしないで過ごす(反応妨害)。強迫行為をしなくても不安は自然に下がることを体験して学習する。
✅ 正しい(=正答)。不安を起こす場面にあえて身を置き(曝露)、手洗いや確認などの強迫行為をしないで過ごす(反応妨害)。強迫行為をしなくても不安は自然に下がることを体験して学習する。
3. 強迫行為はさせられ体験による。
❌ 誤り。正しくは、強迫観念や強迫行為は自分自身の考え・行為と自覚されている。他者に操られていると感じるさせられ体験(作為体験)は統合失調症の自我障害である。
❌ 誤り。正しくは、強迫観念や強迫行為は自分自身の考え・行為と自覚されている。他者に操られていると感じるさせられ体験(作為体験)は統合失調症の自我障害である。
4. うつ病を合併することはまれである。
❌ 誤り。正しくは、うつ病の合併は多い。
❌ 誤り。正しくは、うつ病の合併は多い。
5. 患者は強迫行為の不合理性を自覚していない。
❌ 誤り。正しくは、多くの患者は強迫観念や強迫行為が不合理・過剰であると自覚しながら、やめられずに苦しむ。
❌ 誤り。正しくは、多くの患者は強迫観念や強迫行為が不合理・過剰であると自覚しながら、やめられずに苦しむ。
【試験対策ポイント】
| 強迫性障害 | 統合失調症 | |
|---|---|---|
| 考えの持ち主 | 自分の考えと自覚 | 外から操られる(させられ体験) |
| 不合理性の自覚 | あることが多い | 乏しい |
| 主な治療 | 曝露反応妨害法+SSRI | 抗精神病薬 |
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