第58回 理学療法士国家試験 午後 第61問
生理学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第61問(生理学)の正答は 3 です。骨格筋の激しい収縮では嫌気的解糖により乳酸が産生・蓄積し、これが筋疲労の化学的要因の一つとされます。
問題
骨格筋で正しいのはどれか。
- 1. 健常成人では体重の約10%を占める。
- 2. 赤筋線維はミトコンドリア量が少ない。
- 3. 筋疲労の化学的原因は乳酸の蓄積である。 ✓
- 4. 神経筋接合部での興奮の伝達は両方向性である。
- 5. 低負荷の運動強度では白筋線維が活性化しやすい。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.7%参考値
11人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 筋疲労の化学的原因は乳酸の蓄積である。
骨格筋の激しい収縮では嫌気的解糖により乳酸が産生・蓄積し、これが筋疲労の化学的要因の一つとされます。この記述が正しいです。
【各選択肢の解説】
1. 健常成人では体重の約10%を占める。
❌ 誤り。骨格筋は健常成人で体重の約40%(およそ30〜40%)を占めます。10%は過小です。
❌ 誤り。骨格筋は健常成人で体重の約40%(およそ30〜40%)を占めます。10%は過小です。
2. 赤筋線維はミトコンドリア量が少ない。
❌ 誤り。赤筋(遅筋・TypeI)は有酸素代謝が盛んで、ミトコンドリアやミオグロビンが豊富です。少ないのは白筋(速筋)です。
❌ 誤り。赤筋(遅筋・TypeI)は有酸素代謝が盛んで、ミトコンドリアやミオグロビンが豊富です。少ないのは白筋(速筋)です。
3. 筋疲労の化学的原因は乳酸の蓄積である。
✅ 正しい。無酸素的なエネルギー産生に伴う乳酸(および水素イオン)の蓄積が筋疲労の化学的要因とされます。
✅ 正しい。無酸素的なエネルギー産生に伴う乳酸(および水素イオン)の蓄積が筋疲労の化学的要因とされます。
4. 神経筋接合部での興奮の伝達は両方向性である。
❌ 誤り。神経筋接合部の伝達は一方向性(神経終末→筋)です。アセチルコリンを介して運動神経から筋へのみ伝わります。
❌ 誤り。神経筋接合部の伝達は一方向性(神経終末→筋)です。アセチルコリンを介して運動神経から筋へのみ伝わります。
5. 低負荷の運動強度では白筋線維が活性化しやすい。
❌ 誤り。サイズの原理により、低負荷では小さい運動単位=赤筋(遅筋)が先に動員されます。白筋(速筋)は高負荷で動員されます。
❌ 誤り。サイズの原理により、低負荷では小さい運動単位=赤筋(遅筋)が先に動員されます。白筋(速筋)は高負荷で動員されます。
【試験対策ポイント】
筋線維タイプは「TypeI(赤筋・遅筋)=有酸素・持久力・ミトコンドリア多・疲労しにくい」「TypeII(白筋・速筋)=無酸素・瞬発力・疲労しやすい」で対比。運動単位の動員はサイズの原理(小さい=遅筋から先)。神経筋接合部の伝達はAChによる一方向性。骨格筋は体重の約40%という数値も押さえる。
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