PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第59回 理学療法士国家試験 午前 第28問

神経内科学第59回午前

第59回 理学療法士国家試験 午前 第28問(神経内科学)の正答は 3 です。認知症の症状は、脳の障害で直接起こる中核症状(記憶障害・見当識障害・失語・失行・失認・実行機能障害)と、それに本人の心理や環境が加わって現れる周辺症状(BPSD:行動・心理症状)に分けられる。

問題
認知症の周辺症状はどれか。
  1. 1. 今日の日付が分からない。
  2. 2. 携帯電話を使えなくなる。
  3. 3. 夜になると家の中を歩き回る。 ✓
  4. 4. 朝食で食べたものを思い出せない。
  5. 5. 目の前にある物品の名称を言えない。

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 71.7%やさしい

46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 夜になると家の中を歩き回る。

認知症の症状は、脳の障害で直接起こる中核症状(記憶障害・見当識障害・失語・失行・失認・実行機能障害)と、それに本人の心理や環境が加わって現れる周辺症状(BPSD:行動・心理症状)に分けられる。夜間に歩き回る(徘徊)は行動症状であり周辺症状にあたる。


【各選択肢の解説】

1. 今日の日付が分からない。
❌ 誤り。正しくは、時間の見当識障害であり中核症状である。
2. 携帯電話を使えなくなる。
❌ 誤り。正しくは、手順を組み立てて道具を使う能力の低下(実行機能障害・失行)であり中核症状である。
3. 夜になると家の中を歩き回る。
✅ 正しい(=正答)。徘徊は代表的な行動症状(BPSD)である。
4. 朝食で食べたものを思い出せない。
❌ 誤り。正しくは、最近の出来事を覚えられない記憶障害であり中核症状である。
5. 目の前にある物品の名称を言えない。
❌ 誤り。正しくは、呼称の障害(失語)であり中核症状である。

【試験対策ポイント】

区分例
中核症状記憶障害、見当識障害、失語、失行、失認、実行機能障害
周辺症状(BPSD)行動症状:徘徊、暴言・暴力、不穏、異食<br>心理症状:妄想、幻覚、抑うつ、不安、睡眠障害

・周辺症状は環境調整やケアで軽くなりうる点が中核症状と違う

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