第1章|神経細胞・神経線維の基礎

神経系 第1章 / 対応過去問 7問

神経細胞の構造と機能

基本構造

神経細胞(ニューロン)は、細胞体・樹状突起・軸索から構成される。

  • 細胞体:細胞核を含む
  • 樹状突起:他のニューロンから信号を受け取る入力部位
  • 軸索:次のニューロンや効果器へ信号を伝える

「無髄神経は跳躍伝導する」は誤り。跳躍伝導は有髄神経の特徴。無髄神経は連続伝導。

神経伝導の基礎

  • 静止膜電位:マイナス(陰性)
  • 閾値を超えると脱分極が生じ活動電位が発生する
  • 有髄線維は無髄線維より神経伝導速度が速い(ランビエ絞輪での跳躍伝導による)
  • 脊髄感覚神経は後根を通る
  • 骨格筋の運動神経終末からアセチルコリンが放出される

神経筋接合部と神経伝達物質

主要な神経伝達物質

部位神経伝達物質
神経筋接合部(骨格筋)アセチルコリン
黒質→線条体ドパミン
交感神経節後線維ノルアドレナリン
副交感神経節後線維アセチルコリン

脊髄の構造

脊髄神経の構成

部位内容
前根運動神経(遠心性)
後根感覚神経(求心性)・脊髄神経節を含む
白質神経線維(軸索)が集まる
灰白質神経細胞体が存在する

「脊髄白質=神経細胞体」は誤り。白質は神経線維、細胞体は灰白質に存在する。

  • 横隔神経の出る部位:頸髄(頸髄3・4・5節)