第4章|視覚路と聴覚路

神経系 第4章 / 対応過去問 8問

視覚伝導路

視覚伝導路の流れ

網膜 → 視神経 → 視交叉 → 視索 → 外側膝状体 → 視放線 → 一次視覚野(後頭葉)

視覚路に含まれる:視索・視放線・視交叉・外側膝状体・一次視覚野

「視床前核」は視覚路に含まれない。視床前核はパペッツ回路の構成要素。

視野障害と損傷部位

損傷部位視野障害
視神経単眼性視力障害・視野欠損
視交叉(正中部)両耳側半盲
視索以降(片側)同名性半盲
視放線(部分)同名性四分盲
  • 同名性半盲が起こらないのは:視神経の損傷(1部位の損傷の場合)

「視交叉の損傷=両耳側半盲」が頻出。下垂体腫瘍が視交叉を圧迫して起こる。視神経の単側損傷では同名性半盲は起こらない。

視覚伝導路に含まれる構造

  • 外側膝状体:視覚伝導路に含まれる(内側膝状体は聴覚路)
  • 内側毛帯:体性感覚路(視覚路ではない)
  • 横側頭回:一次聴覚野(視覚路ではない)

聴覚伝導路

聴覚伝導路の流れ

蝸牛 → 内耳神経(蝸牛神経)→ 蝸牛神経核(橋)→ 上オリーブ核 → 外側毛帯 → 下丘 → 内側膝状体 → 聴放線 → 一次聴覚野(ヘシュル回)
  • 内側膝状体 ← → 聴放線:正しい組み合わせ
  • 一次視覚野 ← → 弓状束:誤り(弓状束は言語野間を結ぶ)

「孤束核と舌咽神経」の組み合わせは正しい(孤束核は味覚・嚥下の一次中枢)。「一次視覚野と弓状束」は誤り。