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ST国試で難しい科目ランキング

言語聴覚士国家試験では200問の広い出題範囲から問われます。受験経験者の声と過去問の傾向から、特に苦戦しやすい分野と効果的な対策法を解説します。

難しいとされる分野 TOP5

1

音声学・音韻論

「フォルマント」「音素」「調音音声学」など、日常的に使わない専門用語が多く、イメージがしにくい。音を「科学的に分析する」という視点が求められ、学校での授業でも苦手意識を持つ学生が多い。

対策:調音点(両唇・歯茎・口蓋)と調音法(破裂・摩擦・鼻音)の組み合わせ表を暗記。F1・F2フォルマントと母音の関係(舌の高さ・前後)を図で理解する。
2

基礎医学(解剖生理・神経学)

脳神経の番号と機能、神経伝導路、嚥下に関わる筋肉の名称など暗記量が膨大。特に「どの神経がどの筋肉を支配するか」の細かい対応関係でミスが多い。

対策:嚥下関連の脳神経(Ⅴ三叉・Ⅶ顔面・Ⅸ舌咽・Ⅹ迷走・Ⅻ舌下)を優先的に。図を描きながら覚えると定着しやすい。
3

言語学(語用論・形態論)

「内容語と機能語」「語用論的側面」「統語論」など言語学の専門用語は、実際の臨床とのつながりが見えにくく、抽象的に感じやすい。

対策:まず「何を分析しているか」を理解する(語形か、意味か、文法か、使用場面か)。各分野の定義をシンプルにまとめて覚える。
4

聴覚障害(電気生理検査・人工内耳)

ABR・ASSR・OAEなどの電気生理検査の波形や判定基準、人工内耳の構造・マッピングなど、臨床実習で経験する機会が少なく実感が伴わない。

対策:各検査の「原理」(何の反応を測るか)をまず理解する。波形の特徴(ABRならⅠ〜Ⅶ波)は繰り返し過去問で確認。
5

高次脳機能障害(評価バッテリーの詳細)

BIT・BADS・CAT・RBMTなど評価バッテリーの名称だけでなく、「各下位検査の内容」まで問われるようになっている。検査名と検査内容の対応を正確に覚える必要がある。

対策:各バッテリーの「何を評価するか」と「代表的な下位検査」をセットで覚える。BITなら線分抹消・文字抹消・星印抹消・線分二等分・模写。

科目別の難しさと問題数の関係

科目問題数(目安)難易度合格への影響
基礎医学・解剖生理約30問★★★★☆大(問題数多い)
嚥下障害約20問★★★☆☆大(問題数多い)
失語症約20問★★★☆☆大(問題数多い)
聴覚障害約20問★★★☆☆大(問題数多い)
音声学・言語学約15問★★★★★中(差がつく)
高次脳機能障害約15問★★★★☆
言語発達障害約15問★★★☆☆
構音障害約15問★★★☆☆
関連法規・倫理約20問★★☆☆☆中(取りやすい)

合格点を取るための科目別優先度

合格基準は200点中120点(60%)。すべての科目で完璧を目指す必要はありません。効率的な学習戦略が重要です。

合格を確実にする学習優先度 優先度A(絶対に落とせない):嚥下障害・失語症・聴覚障害・基礎医学 → 問題数が多く、これらで得点できないと厳しい。
優先度B(得点源にしたい):構音障害・言語発達障害・高次脳機能障害・関連法規 → 比較的取りやすい問題が多い。
優先度C(差をつけたい):音声学・言語学 → 難しいが、対策すれば確実に得点できる。

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