第28回 言語聴覚士国家試験 出題傾向分析
2026年3月実施の第28回国家試験の出題傾向を分析します。次回試験に向けた学習優先度の参考にしてください。
1. 試験の概要
| 項目 | 内容 |
| 実施日 | 2026年3月1日 |
| 総問題数 | 200問(午前100問・午後100問) |
| 試験時間 | 各100分 |
| 合格基準 | 120点以上(配点:1問1点) |
| 合格率 | 約60〜70%(例年) |
2. 科目別出題数と傾向
| 大分類 | 科目・テーマ | おおよその問題数 | 特記事項 |
| 基礎医学 | 解剖生理・神経学・病理 | 約30問 | |
| 音声・言語学 | 音声学・言語学・神経言語学 | 約15問 | 新出音素機能・語用論 |
| 失語症 | 分類・評価・訓練 | 約20問 | 頻出 |
| 嚥下障害 | 評価・訓練・医療管理 | 約20問 | 頻出 |
| 構音障害 | 運動性・器質性・機能性 | 約15問 | |
| 音声障害 | 声帯疾患・音声治療 | 約10問 | 声帯形成術 |
| 聴覚障害 | 検査・補聴器・人工内耳 | 約20問 | 頻出 |
| 言語発達障害 | ASD・LD・評価 | 約15問 | |
| 高次脳機能障害 | 失行・失認・記憶・注意 | 約15問 | |
| その他 | 関連法規・リハビリ論 | 約20問 | |
3. 第28回の特徴的な出題テーマ
音声障害:甲状軟骨形成術
声帯形成術(甲状軟骨形成術I〜IV型)の適応と術式について詳細な問いが出題。特に「内転型痙攣性発声障害」に対する甲状軟骨形成術II型の知識が問われた。
言語学:音素の機能・語用論
音素の弁別的機能・異音の条件異音・自由異音など、言語学的な音韻論の基礎知識が問われた。「内容語・機能語」の分類に関する問題も出題。
不適切問題(第28回-69)
第28回では正答が複数成立する「不適切問題」として1問が認定された。出題委員会が公式に正答を複数(1・2)と発表した。
4. 難化した分野
- 音声言語医学(声帯疾患・手術適応)難化
- 神経言語学(失語メカニズム・言語野局在)難化
- 聴覚障害(人工内耳マッピング・ABR詳細)難化
5. 第28回からの学習ポイント
- 音声障害分野:声帯形成術(I〜IV型)の適応と術式を整理しておく
- 言語学:音素論・形態論・語用論の基礎を固める
- 嚥下:誤嚥のタイミング分類(嚥下前・中・後)と原因疾患の対応
- 失語症:WABのスコア解釈とAQ計算を反復練習
- 聴覚:補聴器適合・人工内耳の適応基準(聴力レベル)を確認
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