MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第6問

人体の構造と機能第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第6問(人体の構造と機能)の正答は 4 です。ATPの大部分は、ミトコンドリアのクエン酸回路(TCA回路)と電子伝達系による酸化的リン酸化でつくられる。

問題
ATP を最も多く合成するのはどれか。
  1. 1. 小胞体
  2. 2. ゴルジ体
  3. 3. リボソーム
  4. 4. ミトコンドリア ✓
  5. 5. 核

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 87%参考値

23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — ミトコンドリア

ATPの大部分は、ミトコンドリアのクエン酸回路(TCA回路)と電子伝達系による酸化的リン酸化でつくられる。細胞質の解糖系でもATPはできるが量はわずかで、ほかの選択肢の細胞小器官はATP産生の場ではない。


【各選択肢の解説】

1. 小胞体
❌ 誤り。ATP産生の場ではない。正しくは粗面小胞体は蛋白質の合成、滑面小胞体は脂質の合成やCa²⁺の貯蔵を担う。
2. ゴルジ体
❌ 誤り。ATP産生の場ではない。正しくは蛋白質の修飾(糖鎖付加など)・選別・分泌を担う。
3. リボソーム
❌ 誤り。ATPをつくらず、むしろ使う側である。正しくはmRNAの情報をもとに蛋白質を合成する場である。
4. ミトコンドリア
✅ 正しい(=正答)。内膜の電子伝達系でつくられたH⁺の濃度勾配を使ってATP合成酵素がATPを大量に合成するため、細胞内で最もATPを多く生む。
5. 核
❌ 誤り。ATP産生の場ではない。正しくは遺伝情報(DNA)を保持し、転写(mRNAの合成)を行う場である。

【試験対策ポイント】

細胞小器官主な働き
ミトコンドリアATP産生(酸化的リン酸化)。独自のDNAをもつ
リボソーム蛋白質合成
粗面小胞体蛋白質合成(リボソームが付着)
滑面小胞体脂質合成・Ca²⁺貯蔵
ゴルジ体蛋白質の修飾・分泌

解糖系(細胞質)は酸素なしでも進むが、グルコース1分子あたり正味2ATPと少ない。

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