MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第44問

医用機器の安全管理第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第44問(医用機器の安全管理)の正答は 1 です。比重(対空気)は分子量の比で求める。

問題
医療ガスの性質について誤っているのはどれか。
  1. 1. 酸素ガスの比重(対空気)は約1.5 である。 ✓
  2. 2. 亜酸化窒素ガスには支燃性がある。
  3. 3. 窒素ガスの沸点は約-196 ℃である。
  4. 4. 二酸化炭素ガスの臨界温度は約31 ℃である。
  5. 5. ヘリウムガス中の音速は空気中の約3 倍である。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 33.3%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 酸素ガスの比重(対空気)は約1.5である。

比重(対空気)は分子量の比で求める。酸素は32÷29(空気の平均分子量)≒約1.1。約1.5は二酸化炭素(44÷29≒1.5)の値で、気体の取り違えがひっかけ。


【各選択肢の解説】

1. 酸素ガスの比重(対空気)は約1.5である。
❌ 誤り(=正答)。約1.5は二酸化炭素の値。正しくは酸素の比重は約1.1(32÷29)で、空気よりわずかに重い。
2. 亜酸化窒素ガスには支燃性がある。
✅ 正しい。亜酸化窒素(笑気・N₂O)は自らは燃えないが、高温で分解して酸素を出すため燃焼を助ける(支燃性)。酸素と同じく火気の扱いに注意が要る。
3. 窒素ガスの沸点は約−196℃である。
✅ 正しい。窒素の沸点は約−196℃で、液体窒素として凍結保存や冷却に使われる。
4. 二酸化炭素ガスの臨界温度は約31℃である。
✅ 正しい。二酸化炭素の臨界温度は約31℃と常温に近く、それより低い温度なら加圧だけで液化できる。そのためボンベ内で液化した状態で貯蔵される。
5. ヘリウムガス中の音速は空気中の約3倍である。
✅ 正しい。気体中の音速は分子量の平方根に反比例する傾向があり、軽いヘリウム(分子量4)中では約1000m/sと、空気中(約340m/s)の約3倍になる。

【試験対策ポイント】

ガス分子量比重(対空気)押さえどころ
酸素32約1.1支燃性
亜酸化窒素44約1.5支燃性・液化貯蔵
二酸化炭素44約1.5臨界温度 約31℃・液化貯蔵
窒素28約1.0沸点 約−196℃
ヘリウム4約0.14音速が速い

比重は分子量÷29で出せる。

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