MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第52問

電子工学第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第52問(電子工学)の正答は 3 です。図は逆バイアスをかけたpn接合。

問題
図のpn 接合で正しいのはどれか。 p 形半導体 n 形半導体 電圧E B A a.多数キャリアA には右方向に力が作用する。 b.多数キャリアB は電子である。 c.電圧E を高くしていくと降伏現象が生じる。 d.電圧E を高くすると空乏層が小さくなる。 e.電圧E を高くすると拡散電位が高くなる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — b、c

図は逆バイアスをかけたpn接合。n形の多数キャリアは電子(b)、逆電圧を高くしていくと降伏(ブレークダウン)現象が生じる(c)。正しいのはb・cで選択肢3が正答。


【各選択肢の解説】

a. 多数キャリアAには右方向に力が作用する。
❌ 誤り。図の逆バイアスの向きでは、そのキャリアに働く力の向きは記述と逆になる。
b. 多数キャリアBは電子である。
✅ 正しい。n形半導体の多数キャリアは電子。
c. 電圧Eを高くしていくと降伏現象が生じる。
✅ 正しい。逆電圧を上げるとツェナー降伏・なだれ降伏が生じる。
d. 電圧Eを高くすると空乏層が小さくなる。
❌ 誤り。逆バイアスを強めると空乏層は広くなる。
e. 電圧Eを高くすると拡散電位が高くなる。
❌ 誤り。拡散電位(内蔵電位)は不純物濃度で決まる一定値。印加電圧で加わるのは外部電圧で、拡散電位そのものは変わらない。

よって正しいのはb・c → 選択肢3が正答。


【試験対策ポイント】

pn接合:p形多数キャリア=正孔、n形多数キャリア=電子。逆バイアスで空乏層拡大・電流ほぼ流れず・降伏電圧で急増。順バイアスで空乏層縮小・電流増加。拡散電位(内蔵電位)は接合固有の一定値で外部電圧とは別に扱う。

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