第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問
生体物理・化学現象の計測第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 4 です。PETCO₂は、体で作られるCO₂の量・肺へ運ばれる量(肺血流)・換気の3つで決まる。
問題
呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO₂)値を低下させる因子はどれか。
- 1. 高体温
- 2. シバリング
- 3. 閉塞性換気障害
- 4. 循環血液量減少 ✓
- 5. 麻酔器ソーダライム劣化
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 循環血液量減少
PETCO₂は、体で作られるCO₂の量・肺へ運ばれる量(肺血流)・換気の3つで決まる。循環血液量が減ると心拍出量と肺血流が減り、肺胞に運ばれるCO₂が減るため低下する。他の4つはいずれも上昇させる方向に働く。
【各選択肢の解説】
1. 高体温
❌ 誤り。体温が上がると代謝が亢進し、CO₂の産生が増える。正しくはPETCO₂を上昇させる(悪性高熱で急上昇するのが典型)。
❌ 誤り。体温が上がると代謝が亢進し、CO₂の産生が増える。正しくはPETCO₂を上昇させる(悪性高熱で急上昇するのが典型)。
2. シバリング
❌ 誤り。ふるえは筋の収縮で酸素消費とCO₂産生を増やす。正しくはPETCO₂を上昇させる。
❌ 誤り。ふるえは筋の収縮で酸素消費とCO₂産生を増やす。正しくはPETCO₂を上昇させる。
3. 閉塞性換気障害
❌ 誤り。息が吐き出しにくく肺胞換気が減り、CO₂が体内にたまる。正しくはPETCO₂は上昇の方向で、カプノグラムの第Ⅲ相(肺胞相)が右上がりの傾きを示す。
❌ 誤り。息が吐き出しにくく肺胞換気が減り、CO₂が体内にたまる。正しくはPETCO₂は上昇の方向で、カプノグラムの第Ⅲ相(肺胞相)が右上がりの傾きを示す。
4. 循環血液量減少
✅ 正しい(=正答)。出血などで肺血流が減ると、換気される肺胞に血液が来ない部分(死腔)が増え、呼気中のCO₂が薄まる。心停止では急激に低下し、心拍再開で上昇するので蘇生の指標にも使われる。
✅ 正しい(=正答)。出血などで肺血流が減ると、換気される肺胞に血液が来ない部分(死腔)が増え、呼気中のCO₂が薄まる。心停止では急激に低下し、心拍再開で上昇するので蘇生の指標にも使われる。
5. 麻酔器ソーダライム劣化
❌ 誤り。ソーダライムが劣化すると呼気のCO₂を吸収しきれず、CO₂を含んだガスを再び吸う(再呼吸)。正しくはPETCO₂は上昇し、吸気のCO₂(基線)も0に戻らなくなる。
❌ 誤り。ソーダライムが劣化すると呼気のCO₂を吸収しきれず、CO₂を含んだガスを再び吸う(再呼吸)。正しくはPETCO₂は上昇し、吸気のCO₂(基線)も0に戻らなくなる。
【試験対策ポイント】
| PETCO₂ | 原因 |
|---|---|
| 上昇 | CO₂産生の増加(発熱・シバリング・悪性高熱)・換気の低下・再呼吸(ソーダライム劣化) |
| 低下 | 過換気・肺血流の低下(出血・低血圧・肺塞栓・心停止)・回路のリークや外れ |
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