MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問

生体物理・化学現象の計測第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 4 です。呼気終末CO2分圧(PETCO2)は「肺胞換気」と「肺へ運ばれるCO2量(肺血流=心拍出量)」で決まる。

問題
呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)値を低下させる因子はどれか。
  1. 1. 高体温
  2. 2. シバリング
  3. 3. 閉塞性換気障害
  4. 4. 循環血液量減少
  5. 5. 麻酔器ソーダライム劣化

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 循環血液量減少

呼気終末CO2分圧(PETCO2)は「肺胞換気」と「肺へ運ばれるCO2量(肺血流=心拍出量)」で決まる。循環血液量が減少すると肺血流が低下し、肺胞へ運搬されるCO2が減るためPETCO2は低下する。よって4番。他の選択肢はいずれもPETCO2を上昇させる。


【各選択肢の解説】

1. 高体温
❌ 誤り。代謝亢進でCO2産生が増え上昇。
2. シバリング
❌ 誤り。筋の不随意運動でCO2産生増加→上昇。
3. 閉塞性換気障害
❌ 誤り。呼出が妨げられCO2が貯留、波形延長で上昇。
4. 循環血液量減少
✅ 正しい。肺血流低下でCO2運搬が減り低下(低血圧・出血・肺塞栓・心停止で低下)。
5. 麻酔器ソーダライム劣化
❌ 誤り。CO2吸収能低下で再呼吸が起こり上昇。

【試験対策ポイント】

EtCO2低下=過換気・肺血流低下(肺塞栓・大出血・心停止)・回路リークEtCO2上昇=CO2産生増(発熱・悪性高熱)・低換気・再呼吸。カプノメータは赤外線吸収(CO2は約4.3µm)で測定。心停止時に急落し、蘇生で心拍再開すると上昇するため蘇生指標にもなる。

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