第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第90問
医用材料第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第90問(医用材料)の正答は 4 です。材料表面での血栓形成は、血漿タンパク質の吸着に続く血小板の粘着・凝集と凝固系の活性化によるフィブリン形成で起こる。
問題
医用材料に対する生体反応と関連する物質との組合せで誤っているのはどれか。
- 1. カプセル化 ― コラーゲン
- 2. 補体活性化 ― アナフィラトキシン
- 3. 石灰化 ― リン酸カルシウム
- 4. 血栓形成 ― エラスチン ✓
- 5. 炎症 ― ヒスタミン
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 血栓形成 ― エラスチン
材料表面での血栓形成は、血漿タンパク質の吸着に続く血小板の粘着・凝集と凝固系の活性化によるフィブリン形成で起こる。エラスチンは血管壁などの弾性線維をつくるタンパク質で、血栓形成を代表する物質ではない。
【各選択肢の解説】
1. カプセル化 ― コラーゲン
✅ 正しい組合せ。体内に埋め込んだ材料は、線維芽細胞がつくるコラーゲンの線維性被膜で包まれて周囲から隔てられる(カプセル化)。
✅ 正しい組合せ。体内に埋め込んだ材料は、線維芽細胞がつくるコラーゲンの線維性被膜で包まれて周囲から隔てられる(カプセル化)。
2. 補体活性化 ― アナフィラトキシン
✅ 正しい組合せ。材料表面で補体が活性化すると C3a・C5a(アナフィラトキシン)ができ、白血球の活性化や炎症を引き起こす。
✅ 正しい組合せ。材料表面で補体が活性化すると C3a・C5a(アナフィラトキシン)ができ、白血球の活性化や炎症を引き起こす。
3. 石灰化 ― リン酸カルシウム
✅ 正しい組合せ。人工弁などの材料表面にリン酸カルシウムが沈着して硬くなるのが石灰化である。
✅ 正しい組合せ。人工弁などの材料表面にリン酸カルシウムが沈着して硬くなるのが石灰化である。
4. 血栓形成 ― エラスチン
❌ 誤り(=正答)。正しくは、血栓形成に関わる物質はフィブリン(フィブリノーゲン)・血小板・凝固因子(トロンビンなど)である。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、血栓形成に関わる物質はフィブリン(フィブリノーゲン)・血小板・凝固因子(トロンビンなど)である。
5. 炎症 ― ヒスタミン
✅ 正しい組合せ。肥満細胞などから放出されるヒスタミンは血管を広げ透過性を高め、炎症の初期反応を起こす。
✅ 正しい組合せ。肥満細胞などから放出されるヒスタミンは血管を広げ透過性を高め、炎症の初期反応を起こす。
【試験対策ポイント】
| 生体反応 | 関わる物質 |
|---|---|
| 血栓形成 | フィブリン・血小板・凝固因子 |
| 補体活性化 | アナフィラトキシン(C3a・C5a) |
| カプセル化 | コラーゲン(線維性被膜) |
| 石灰化 | リン酸カルシウム |
| 炎症 | ヒスタミン |
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