MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第90問

医用材料第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第90問(医用材料)の正答は 4 です。医用材料に対する生体反応と関連物質の「誤った組合せ」を選ぶ否定問題。

問題
医用材料に対する生体反応と関連する物質との組合せで誤っているのはど れか。
  1. 1. カプセル化   コラーゲン
  2. 2. 補体活性化   アナフィラトキシン
  3. 3. 石灰化   リン酸カルシウム
  4. 4. 血栓形成   エラスチン
  5. 5. 炎 症   ヒスタミン

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 血栓形成/エラスチン

医用材料に対する生体反応と関連物質の「誤った組合せ」を選ぶ否定問題。血栓形成に関与するのはフィブリン・血小板・凝固因子であり、エラスチン(弾性線維の主成分)は血栓形成の直接の担い手ではない。よって4番が誤りで正答。


【各選択肢の解説】

1. カプセル化 — コラーゲン
✅ 正しい。異物を線維性被膜(コラーゲン)で包む反応。
2. 補体活性化 — アナフィラトキシン
✅ 正しい。補体活性化でC3a・C5a(アナフィラトキシン)が産生される。
3. 石灰化 — リン酸カルシウム
✅ 正しい。材料表面にリン酸カルシウムが沈着する。
4. 血栓形成 — エラスチン
❌ 誤り(=正答)。血栓形成はフィブリン・血小板が主体。エラスチンは弾性線維の成分。
5. 炎症 — ヒスタミン
✅ 正しい。肥満細胞からヒスタミンが放出され炎症を惹起する。

【試験対策ポイント】

血液適合性の要は抗血栓性:材料表面での血小板粘着・凝固系活性化(フィブリン形成)・補体活性化を抑えることが重要。異物反応の流れ=タンパク吸着→細胞接着→炎症→線維性被包(カプセル化・コラーゲン)。石灰化はリン酸カルシウム沈着。

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