MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問

医用材料第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問(医用材料)の正答は 3 です。医用材料に関する誤りを選ぶ否定問題。

問題
誤っているのはどれか。
  1. 1. 生体適合性要件は材料によって異なる。
  2. 2. EOG 滅菌は耐熱性の低い材料に使われる。
  3. 3. 人工腎臓には再吸収機能がある。
  4. 4. アレルギー性元素を含む医用材料がある。
  5. 5. 生体吸収性材料は非吸収性材料に比べ耐久性が劣る。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 人工腎臓には再吸収機能がある。

医用材料に関する誤りを選ぶ否定問題。人工腎臓(ダイアライザ)は拡散と限外濾過で老廃物・水を除去するのみで、尿細管のような再吸収機能はない。よって3番が誤りで正答。


【各選択肢の解説】

1. 生体適合性要件は材料によって異なる。
✅ 正しい。用途(血液接触・組織埋込等)で求める適合性が異なる。
2. EOG滅菌は耐熱性の低い材料に使われる。
✅ 正しい。低温で処理でき熱に弱いプラスチック等に適する。
3. 人工腎臓には再吸収機能がある。
❌ 誤り(=正答)。再吸収機能はなく、除去のみ。
4. アレルギー性元素を含む医用材料がある。
✅ 正しい。ニッケルなど金属アレルギーの原因元素を含むものがある。
5. 生体吸収性材料は非吸収性材料に比べ耐久性が劣る。
✅ 正しい。分解・吸収されるため長期耐久性は劣る。

【試験対策ポイント】

滅菌法:EOG(低温・耐熱性低い材料、残留ガス排気必要)、高圧蒸気(耐熱性)、γ線・電子線(高分子は劣化注意)、過酸化水素ガスプラズマ。生体吸収性材料(ポリ乳酸・PGA等)は縫合糸やステントに応用、非吸収性より耐久性は低い。

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