第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問
生体物性第31回午後
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第87問(生体物性)の正答は 1 です。体温調節は「寒い→熱を逃がさず作る」「暑い→熱を逃がす」の向きで覚える。
問題
生体における熱作用で正しいのはどれか。
- 1. 体温が28 ℃以下になると体温調節機能が損なわれる。 ✓
- 2. 体温が40 ℃を超えるとシバリングが生ずる。
- 3. 身体が寒冷環境下に置かれると皮膚血流が増加する。
- 4. 身体が温熱環境下に置かれると不感蒸泄が減少する。
- 5. 身体内部での熱移動は主に組織間の熱伝導による。
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 体温が28 ℃以下になると体温調節機能が損なわれる。
体温調節は「寒い→熱を逃がさず作る」「暑い→熱を逃がす」の向きで覚える。深い低体温では体温調節中枢そのものの働きが落ちるため、ふるえ(シバリング)などの熱産生も起こらなくなる。
【各選択肢の解説】
1. 体温が28 ℃以下になると体温調節機能が損なわれる。
✅ 正しい(=正答)。高度の低体温では視床下部の体温調節機能が失われ、熱産生も起こらなくなるので、体温はさらに下がっていく。
✅ 正しい(=正答)。高度の低体温では視床下部の体温調節機能が失われ、熱産生も起こらなくなるので、体温はさらに下がっていく。
2. 体温が40 ℃を超えるとシバリングが生ずる。
❌ 誤り。シバリングは骨格筋のふるえで熱を作る反応で、体が冷えたときに起こる。正しくは、シバリングは寒冷時に生じ、高体温では皮膚血管の拡張と発汗で熱を逃がす。
❌ 誤り。シバリングは骨格筋のふるえで熱を作る反応で、体が冷えたときに起こる。正しくは、シバリングは寒冷時に生じ、高体温では皮膚血管の拡張と発汗で熱を逃がす。
3. 身体が寒冷環境下に置かれると皮膚血流が増加する。
❌ 誤り。寒冷時に皮膚血流を増やすと熱が逃げてしまう。正しくは、皮膚血管が収縮して皮膚血流は減少し、放熱を抑える。
❌ 誤り。寒冷時に皮膚血流を増やすと熱が逃げてしまう。正しくは、皮膚血管が収縮して皮膚血流は減少し、放熱を抑える。
4. 身体が温熱環境下に置かれると不感蒸泄が減少する。
❌ 誤り。暑いときは皮膚や呼気からの水分の蒸発で熱を逃がす。正しくは、温熱環境では不感蒸泄は増加する。
❌ 誤り。暑いときは皮膚や呼気からの水分の蒸発で熱を逃がす。正しくは、温熱環境では不感蒸泄は増加する。
5. 身体内部での熱移動は主に組織間の熱伝導による。
❌ 誤り。組織の熱伝導率は小さく、伝導だけでは熱は運ばれにくい。正しくは、体内の熱は主に血流による熱の運搬(対流)で移動する。
❌ 誤り。組織の熱伝導率は小さく、伝導だけでは熱は運ばれにくい。正しくは、体内の熱は主に血流による熱の運搬(対流)で移動する。
【試験対策ポイント】
| 環境 | 皮膚血流 | 熱の出し入れ |
|---|---|---|
| 寒冷 | 減少(血管収縮) | シバリングで産熱 |
| 温熱 | 増加(血管拡張) | 発汗・不感蒸泄の増加で放熱 |
- 体内の熱移動=血流、体表からの放熱=放射・伝導・対流・蒸発
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