MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問

医用材料第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問(医用材料)の正答は 3 です。医療材料の生物学的安全性試験の組合せで誤っているのは「慢性毒性試験―染色体の変異」。

問題
医療材料について誤っている組合せはどれか。
  1. 1. 感作性試験   皮膚の組織反応
  2. 2. 刺激性試験   目の組織反応
  3. 3. 慢性毒性試験   染色体の変異
  4. 4. トキシコキネティクス   化学物質の体内動態
  5. 5. 血液適合性試験   溶血反応

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 慢性毒性試験 ― 染色体の変異(この組合せが誤り)

医療材料の生物学的安全性試験の組合せで誤っているのは「慢性毒性試験―染色体の変異」。染色体変異を評価するのは遺伝毒性(変異原性)試験であり、慢性毒性試験は長期曝露による全身への影響を評価する。誤りを問う問題なので3番。


【各選択肢の解説】

1. 感作性試験 ― 皮膚の組織反応
✅ 正しい。遅延型アレルギー(感作)を皮膚反応で評価。
2. 刺激性試験 ― 目の組織反応
✅ 正しい。眼刺激性試験など、粘膜・皮膚の刺激反応を評価。
3. 慢性毒性試験 ― 染色体の変異
❌ 誤り(これが正答)。染色体変異・遺伝子突然変異を見るのは遺伝毒性(変異原性)試験。慢性毒性試験は長期投与による臓器・全身毒性を評価する。
4. トキシコキネティクス ― 化学物質の体内動態
✅ 正しい。溶出物の吸収・分布・代謝・排泄(体内動態)を評価。
5. 血液適合性試験 ― 溶血反応
✅ 正しい。材料接触による溶血(赤血球破壊)を評価。

【試験対策ポイント】

  • 生物学的安全性試験(ISO 10993/JIS T 0993):細胞毒性・感作性・刺激性・遺伝毒性(染色体異常・変異原性)・急性/慢性毒性・血液適合性・発熱性など
  • 染色体変異=遺伝毒性試験、慢性毒性=長期全身影響、と対応させて覚える。
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