MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問

医用材料第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問(医用材料)の正答は 3 です。医療機器材料の生物学的安全性試験(JIS T 0993-1/ISO 10993-1)で、試験名と評価する中身を対応させる問題。

問題
医療材料について誤っている組合せはどれか。
  1. 1. 感作性試験 ― 皮膚の組織反応
  2. 2. 刺激性試験 ― 目の組織反応
  3. 3. 慢性毒性試験 ― 染色体の変異 ✓
  4. 4. トキシコキネティクス ― 化学物質の体内動態
  5. 5. 血液適合性試験 ― 溶血反応

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 42.9%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 慢性毒性試験 ― 染色体の変異

医療機器材料の生物学的安全性試験(JIS T 0993-1/ISO 10993-1)で、試験名と評価する中身を対応させる問題。染色体の変異を見るのは遺伝毒性試験で、慢性毒性試験ではない。


【各選択肢の解説】

1. 感作性試験 ― 皮膚の組織反応
✅ 正しい。材料から溶け出す物質が遅延型アレルギー(感作)を起こすかを、主に皮膚の反応で調べる。
2. 刺激性試験 ― 目の組織反応
✅ 正しい。皮膚・眼・粘膜に触れたときの炎症などの刺激反応を調べ、眼刺激性試験はその1つである。
3. 慢性毒性試験 ― 染色体の変異
❌ 誤り(=正答)。染色体の変異や遺伝子突然変異を調べるのは遺伝毒性試験である。正しくは、慢性毒性試験は長期間くり返し曝露したときの臓器・全身への毒性を調べる。
4. トキシコキネティクス ― 化学物質の体内動態
✅ 正しい。材料から溶け出した物質の吸収・分布・代謝・排泄(体内動態)を調べる。
5. 血液適合性試験 ― 溶血反応
✅ 正しい。血液に触れる材料で、溶血・血栓形成・凝固・血小板・補体への影響を調べ、溶血はその代表項目である。

【試験対策ポイント】

試験調べるもの
細胞毒性培養細胞への傷害
感作性遅延型アレルギー(皮膚)
刺激性皮膚・眼・粘膜の炎症
遺伝毒性遺伝子突然変異・染色体異常
慢性毒性長期反復曝露での全身毒性
血液適合性溶血・血栓・凝固など
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