MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問

医用材料第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 2 です。抗血栓性(血液適合性)をもつのは、リン脂質ポリマー(MPCポリマー)とセグメント化ポリウレタン。

問題
抗血栓性をもつのはどれか。 a.リン脂質ポリマー b.セルロース c.ポリメチルメタクリレート d.コラーゲン e.セグメント化ポリウレタン
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

抗血栓性(血液適合性)をもつのは、リン脂質ポリマー(MPCポリマー)とセグメント化ポリウレタン。セルロース・PMMA・コラーゲンは抗血栓性材料ではない(コラーゲンはむしろ血小板を活性化し止血に働く)。よってa・e=2番。


【各選択肢の解説】

a.リン脂質ポリマー → ✅抗血栓性あり。細胞膜類似のMPCポリマーで蛋白吸着・血小板粘着を抑える。
b.セルロース → ❌抗血栓性なし。透析膜(再生セルロース)は補体活性化を起こしやすい。
c.ポリメチルメタクリレート(PMMA)→ ❌抗血栓性が特徴の材料ではない(骨セメント・コンタクトレンズ等)。
d.コラーゲン → ❌逆に血小板を活性化して凝集・止血を促す(抗血栓性なし)。
e.セグメント化ポリウレタン → ✅抗血栓性あり。ミクロ相分離構造をもち、人工心臓・カテーテル等の血液接触材料に用いられる。

よって抗血栓性をもつのはa・e → 2番が正答。


【試験対策ポイント】

  • 抗血栓性材料:MPC(リン脂質ポリマー)、セグメント化ポリウレタン、ヘパリン固定化表面、フッ素系ポリマー
  • 血栓形成を促す/止血材:コラーゲン(血小板活性化)
  • 血液適合性の評価=血小板粘着・蛋白吸着・補体活性化の少なさ。
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