MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問

人体の構造と機能第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。心臓の正常な電気・機械現象を問う。

問題
正しいのはどれか。 a.心電図のP 波に続いて心房が収縮する。 b.心音の第Ⅱ音は動脈弁の閉鎖音である。 c.心臓の正常興奮伝導では、ヒス束がペースメーカとなる。 d.正常心では拡張期の心室容積が小さいほど心拍出量は増加する。 e.心電図ST 部分の変化は心筋虚血の指標となる。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、b、e

心臓の正常な電気・機械現象を問う。a・b・eが正しく、その組合せは選択肢2。


【各選択肢の解説】

a. 心電図のP波に続いて心房が収縮する。 → ✅ 正しい。P波は心房の興奮(脱分極)で、続いて心房収縮が起こる。

b. 心音の第Ⅱ音は動脈弁の閉鎖音である。 → ✅ 正しい。Ⅱ音は大動脈弁・肺動脈弁の閉鎖音(拡張期の始まり)。

c. 正常興奮伝導ではヒス束がペースメーカとなる。 → ❌ 誤り。正常のペースメーカは洞(房)結節。

d. 拡張期の心室容積が小さいほど心拍出量は増加する。 → ❌ 誤り。フランク・スターリングの法則により拡張末期容積が大きいほど心拍出量は増える。

e. 心電図ST部分の変化は心筋虚血の指標となる。 → ✅ 正しい。ST上昇/低下は心筋虚血・梗塞の重要指標。

よって正しい記述はa・b・e → その組合せをもつ選択肢は「2番」が正答。


【試験対策ポイント】

刺激伝導系の順序=洞結節→房室結節→ヒス束→脚→プルキンエ線維。ペースメーカは洞結節。Ⅰ音=房室弁閉鎖(収縮期開始)/Ⅱ音=動脈弁閉鎖(拡張期開始)。フランク・スターリング=前負荷(拡張末期容積)大→心拍出量増。

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