第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。心臓の電気現象(心電図)と機械現象(収縮・心音)の対応を見分ける問題。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 72.2%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
心臓の電気現象(心電図)と機械現象(収縮・心音)の対応を見分ける問題。正常のペースメーカは洞(房)結節で、心拍出量は拡張期の心室容積が大きいほど増える(Frank-Starlingの法則)。
【各選択肢の解説】
a.心電図のP 波に続いて心房が収縮する。
✅ 正しい。P波は心房の興奮(脱分極)を表し、興奮に続いて心房が収縮する。
b.心音の第Ⅱ音は動脈弁の閉鎖音である。
✅ 正しい。Ⅱ音は大動脈弁・肺動脈弁が閉じる音で、拡張期の始まりを示す。
c.心臓の正常興奮伝導では、ヒス束がペースメーカとなる。
❌ 誤り。ヒス束はペースメーカではない。正しくは、正常のペースメーカは洞(房)結節で、ヒス束は房室結節からの興奮を心室へ伝える経路である。
d.正常心では拡張期の心室容積が小さいほど心拍出量は増加する。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは、拡張期の心室容積(前負荷)が大きいほど心筋が引き伸ばされ、収縮力と1回拍出量が増える(Frank-Starlingの法則)。
e.心電図ST 部分の変化は心筋虚血の指標となる。
✅ 正しい。心筋虚血ではST低下、貫壁性の虚血・急性心筋梗塞ではST上昇がみられる。
❌ 誤り。cはペースメーカが洞結節なので誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
✅ 正しい。a・b・eはいずれも正しい記述である(=正答)。
❌ 誤り。dはFrank-Starlingの法則と向きが逆で誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。cはペースメーカが洞結節なので誤り。dはFrank-Starlingの法則と向きが逆で誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。cはペースメーカが洞結節なので誤り。dはFrank-Starlingの法則と向きが逆で誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
- 刺激伝導系:洞結節→房室結節→ヒス束→左右の脚→プルキンエ線維
- Ⅰ音=房室弁(僧帽弁・三尖弁)閉鎖=収縮期の始まり/Ⅱ音=動脈弁閉鎖=拡張期の始まり
- Frank-Starling:拡張末期容積↑→1回拍出量↑
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