MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第6問

人体の構造と機能第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第6問(人体の構造と機能)の正答は 1 です。肋間動脈・静脈・神経(肋間神経血管束)は肋骨の下縁に沿って走行する。

問題
呼吸器の構造について誤っているのはどれか。
  1. 1. 肋間動脈は肋骨上縁を走行する。
  2. 2. 右主気管支の分岐角度(体軸に対しなす角)は、左主気管支よりも小さい。
  3. 3. 2 つの胸膜のうち肺側にあるものを臓側胸膜と呼ぶ。
  4. 4. 気管の後壁は平滑筋よりなる。
  5. 5. 水平裂は右肺に存在する。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 肋間動脈は肋骨上縁を走行する。

肋間動脈・静脈・神経(肋間神経血管束)は肋骨の下縁に沿って走行する。したがって「肋骨上縁を走行する」は誤りで1が正答。胸腔穿刺を肋骨上縁で行うのは、この血管神経束を避けるため。


【各選択肢の解説】

1. 肋間動脈は肋骨上縁を走行する。
❌ 誤り。肋間神経血管束は肋骨の下縁を走行する。
2. 右主気管支の分岐角度は左主気管支よりも小さい。
✅ 正しい。右主気管支は太く短く垂直に近い。誤嚥物・気管チューブが右へ入りやすい。
3. 2つの胸膜のうち肺側にあるものを臓側胸膜と呼ぶ。
✅ 正しい。肺表面=臓側胸膜、胸壁側=壁側胸膜。
4. 気管の後壁は平滑筋よりなる。
✅ 正しい。後壁は軟骨を欠く膜性壁で平滑筋(気管筋)からなる。
5. 水平裂は右肺に存在する。
✅ 正しい。右肺は上・中・下葉の3葉で水平裂と斜裂をもつ。左肺は2葉で斜裂のみ。

【試験対策ポイント】

肋間神経血管束は肋骨下縁(胸腔穿刺は肋骨上縁を狙う)。右主気管支=太く・短く・垂直→誤嚥/挿管は右へ。右肺3葉(水平裂+斜裂)/左肺2葉(斜裂のみ・心臓の分だけ小さい)。

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