第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第20問(消化器系)の正答は 4 です。胃潰瘍は、胃酸などの攻撃と粘膜の防御のバランスが崩れて起こる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 68.8%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
胃潰瘍は、胃酸などの攻撃と粘膜の防御のバランスが崩れて起こる。二大原因はヘリコバクター・ピロリ菌とNSAIDsで、重い熱傷などの強いストレスでも急性潰瘍が起こる。
【各選択肢の解説】
a.カンジダ
❌ 胃潰瘍の原因ではない。正しくは、カンジダは免疫が落ちた人の食道炎(カンジダ食道炎)や口腔カンジダ症の原因となる真菌である。
b.ヘリコバクターピロリ菌
✅ 原因となる。胃粘膜に住みついて慢性の炎症を起こし、粘膜の防御を弱める。除菌で潰瘍の再発が大きく減る。
c.非ステロイド性消炎鎮痛薬
✅ 原因となる。シクロオキシゲナーゼを阻害してプロスタグランジンを減らし、粘液・血流による粘膜の防御を弱める。
d.熱傷
✅ 原因となる。広い範囲の熱傷で胃粘膜の血流が落ち、急性のストレス潰瘍(Curling潰瘍)が起こる。
e.黄色ブドウ球菌
❌ 胃潰瘍の原因ではない。正しくは、黄色ブドウ球菌は食品中でつくった毒素(エンテロトキシン)による毒素型食中毒や、皮膚・創部の化膿の原因菌である。
❌ 誤り。aのカンジダは食道炎の原因。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。aのカンジダは食道炎の原因。eの黄色ブドウ球菌は毒素型食中毒の原因。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。aのカンジダは食道炎の原因。eの黄色ブドウ球菌は毒素型食中毒の原因。正しくはb・c・dの組合せ。
✅ 正しい。b・c・dはいずれも胃潰瘍の原因となる(=正答)。
❌ 誤り。eの黄色ブドウ球菌は毒素型食中毒の原因。正しくはb・c・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 原因 | しくみ |
|---|---|
| ピロリ菌 | 慢性炎症で粘膜の防御が低下 |
| NSAIDs | プロスタグランジン減少で防御が低下 |
| 熱傷 | Curling潰瘍(ストレス潰瘍) |
| 頭部外傷・脳手術 | Cushing潰瘍(ストレス潰瘍) |
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