MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第62問

情報処理工学第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第62問(情報処理工学)の正答は 5 です。設問は「誤っているもの」を問う。

問題
画像データの圧縮法について誤っているのはどれか。
  1. 1. 可逆圧縮ではデータの冗長性を利用して圧縮を行う。
  2. 2. 可逆圧縮では元の画質に復元できる。
  3. 3. 非可逆圧縮では人間の視覚特性を利用している。
  4. 4. 非可逆圧縮では圧縮率を上げると画像が劣化する。
  5. 5. 可逆圧縮は非可逆圧縮より圧縮率を高くすることができる。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 可逆圧縮は非可逆圧縮より圧縮率を高くすることができる。

設問は「誤っているもの」を問う。一般に可逆圧縮の圧縮率は数分の1程度が限界で、人間の視覚特性を利用して情報を間引く非可逆圧縮の方がはるかに高い圧縮率を得られる。よって5番が誤りで正答。


【各選択肢の解説】

1. 可逆圧縮ではデータの冗長性を利用して圧縮を行う。
✅ 正しい。連長圧縮やハフマン符号など、データの統計的な偏り(冗長性)を利用する。
2. 可逆圧縮では元の画質に復元できる。
✅ 正しい。可逆(ロスレス)圧縮は完全に元データへ復元できる。PNG・GIFなど。
3. 非可逆圧縮では人間の視覚特性を利用している。
✅ 正しい。人が気づきにくい高周波成分や色差情報を間引く(JPEG等)。
4. 非可逆圧縮では圧縮率を上げると画像が劣化する。
✅ 正しい。情報を捨てるため、圧縮率を上げるほどブロックノイズ等で劣化する。
5. 可逆圧縮は非可逆圧縮より圧縮率を高くすることができる。
❌ 誤り。逆で、非可逆圧縮の方が高い圧縮率を達成できる。

【試験対策ポイント】

方式復元圧縮率代表例
可逆圧縮完全復元可低いPNG・GIF・ZIP
非可逆圧縮復元不可高いJPEG・MPEG・MP3

診断用の医用画像は、原則としてロスレスまたは劣化の少ない圧縮が望ましい。

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