MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第80問

医用機械工学第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第80問(医用機械工学)の正答は 3 です。図では物体はバネばかりに吊られたまま水中にあり、容器の底には触れていない。

問題
図のようにバネばかりに重さ500 g の物体を吊るし、台ばかりに載せた容器内の水に物体を静かに沈めたところ、バネばかりの測定値は350 g であった。物体を沈めた後で台ばかりの測定値は何g 増加するか。
第32回午前第80問 図
  1. 1. -150
  2. 2. 0
  3. 3. 150 ✓
  4. 4. 350
  5. 5. 500

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 150

図では物体はバネばかりに吊られたまま水中にあり、容器の底には触れていない。バネばかりが500 gから350 gに減った150 g重ぶんが浮力で、その反作用が水を下向きに押し、容器ごと台ばかりにかかる。


【各選択肢の解説】

途中式
・浮力 = 500 g重 − 350 g重 = 150 g重(物体が水から受ける上向きの力)
・作用・反作用で、水は物体から下向きに150 g重の力を受け、台ばかりの値はその分増える
・全体で見ても、物体の重さ500 g重のうち350 g重はバネばかりが支え、残り150 g重が台ばかりにかかる

1. -150
❌ 誤り。浮力の向き(上向き)と反作用の向き(下向き)を取り違えた値。正しくは150 g増加する。
2. 0
❌ 誤り。物体が水に触れていないと考えた値。正しくは浮力の反作用ぶん150 g増加する。
3. 150
✅ 正しい(=正答)。浮力150 g重の反作用が水・容器を介して台ばかりに加わる。
4. 350
❌ 誤り。これはバネばかりの読み(バネばかりが支えている重さ)。正しくは台ばかりの増加は150 g。
5. 500
❌ 誤り。物体が底に置かれて全部の重さが台ばかりにかかった場合の値。正しくは吊ったままなので150 g。

【試験対策ポイント】

・アルキメデスの原理:浮力=物体が押しのけた液体の重さ。
・吊った物体を液体に沈めると「バネばかりの減少分=台ばかりの増加分=浮力」。
・物体が底に着くと、台ばかりの増加は物体の重さ全部になる。

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