MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第4問

医学的基礎第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第4問(医学的基礎)の正答は 1 です。これは「血栓症(局所での血栓による閉塞)」の説明であり、塞栓症ではない。

問題
循環障害について誤っているのはどれか。
  1. 1. 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。
  2. 2. 虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ。
  3. 3. 側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。
  4. 4. 肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。
  5. 5. 粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ

これは「血栓症(局所での血栓による閉塞)」の説明であり、塞栓症ではない。塞栓症は血栓・脂肪・空気などの塞栓子が血流に乗って遠隔の血管を閉塞する病態。誤りを問う設問なので、この記述が正答。


【各選択肢の解説】

1. 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ
❌ 誤り(これが正答)。その場で生じた血栓による閉塞は「血栓症」。塞栓症は塞栓子が流れて別部位を閉塞する病態。
2. 虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ
✅ 正しい。血流途絶による組織壊死=梗塞。
3. 側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する
✅ 正しい。側副路が血流を代償し梗塞範囲を縮小させる。
4. 肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる
✅ 正しい。下肢深部静脈血栓(DVT)が遊離して肺動脈を閉塞(PE)する。
5. 粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである
✅ 正しい。粥腫が内腔を狭窄させる。

【試験対策ポイント】

血栓症=その場で形成された血栓による閉塞。塞栓症=遊離した塞栓子(血栓・脂肪・空気・腫瘍)が流れて遠隔血管を閉塞。梗塞=血流途絶による壊死。DVT→肺塞栓が代表的な血栓塞栓症。

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