MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第4問

医学的基礎第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第4問(医学的基礎)の正答は 1 です。その場でできた血栓で血管がふさがるのは血栓症、よそでできた血栓などが流れてきて詰まるのが塞栓症。

問題
循環障害について誤っているのはどれか。
  1. 1. 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。 ✓
  2. 2. 虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ。
  3. 3. 側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。
  4. 4. 肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。
  5. 5. 粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 38.7%難問

31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。

その場でできた血栓で血管がふさがるのは血栓症、よそでできた血栓などが流れてきて詰まるのが塞栓症。粥腫の破綻部に血栓ができて閉塞するのは血栓症である。


【各選択肢の解説】

1. 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。
❌ 誤り(=正答)。正しくは血栓症と呼ぶ。塞栓症は血栓・脂肪・空気などの塞栓子が血流に乗って離れた血管を閉塞する病態。
2. 虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ。
✅ 正しい。動脈の閉塞で血流が途絶え、その先の組織が壊死したものが梗塞である。
3. 側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。
✅ 正しい。別の経路から血液が回り込むので、虚血に陥る範囲が小さくなる。
4. 肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。
✅ 正しい。下肢などの深部静脈にできた血栓がはがれ、右心を通って肺動脈に詰まる。
5. 粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。
✅ 正しい。内膜に脂質がたまった粥腫が内腔に盛り上がり、動脈を狭くする。

【試験対策ポイント】

用語意味
血栓症その場でできた血栓による閉塞
塞栓症流れてきた塞栓子(血栓・脂肪・空気・腫瘍)による閉塞
梗塞血流途絶による組織の壊死
  • 深部静脈血栓→肺塞栓、心房細動の左房内血栓→脳塞栓
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