第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第20問
消化器系第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第20問(消化器系)の正答は 4 です。胆嚢癌の患者には胆石の合併が多く、長く続く胆嚢の慢性炎症が関わると考えられるため、胆石は胆嚢癌の危険因子の一つとされる(最も重要な危険因子は膵・胆管合流異常)。
問題
胆嚢疾患について正しいのはどれか。
- 1. 胆嚢内結石はほとんどが手術の適応である。
- 2. 胆石の疝痛発作は空腹時に出現する。
- 3. 胆管内の結石の診断は腹部X 線で行う。
- 4. 胆嚢癌の危険因子として胆石がある。 ✓
- 5. 胆嚢炎の原因は血行性感染である。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 83.3%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 胆嚢癌の危険因子として胆石がある。
胆嚢癌の患者には胆石の合併が多く、長く続く胆嚢の慢性炎症が関わると考えられるため、胆石は胆嚢癌の危険因子の一つとされる(最も重要な危険因子は膵・胆管合流異常)。
【各選択肢の解説】
1. 胆嚢内結石はほとんどが手術の適応である。
❌ 誤り。正しくは胆嚢結石の多くは無症状で、無症状胆石は原則として経過観察とする。症状や合併症(胆嚢炎など)のあるものが胆嚢摘出術の適応となる(日本消化器病学会 胆石症診療ガイドライン)。
❌ 誤り。正しくは胆嚢結石の多くは無症状で、無症状胆石は原則として経過観察とする。症状や合併症(胆嚢炎など)のあるものが胆嚢摘出術の適応となる(日本消化器病学会 胆石症診療ガイドライン)。
2. 胆石の疝痛発作は空腹時に出現する。
❌ 誤り。正しくは食後、とくに脂肪の多い食事の後や夜間に起こりやすい。食事で胆嚢が収縮し、結石が胆嚢頸部や胆嚢管にはまり込むためである。
❌ 誤り。正しくは食後、とくに脂肪の多い食事の後や夜間に起こりやすい。食事で胆嚢が収縮し、結石が胆嚢頸部や胆嚢管にはまり込むためである。
3. 胆管内の結石の診断は腹部X 線で行う。
❌ 誤り。正しくは腹部単純X線に写るのは石灰化した一部の結石だけで、胆管結石は超音波検査・CT・MRCP、必要に応じて超音波内視鏡や内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)で診断する。
❌ 誤り。正しくは腹部単純X線に写るのは石灰化した一部の結石だけで、胆管結石は超音波検査・CT・MRCP、必要に応じて超音波内視鏡や内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)で診断する。
4. 胆嚢癌の危険因子として胆石がある。
✅ 正しい(=正答)。胆石による慢性的な刺激と炎症が粘膜の発癌に関与すると考えられている。
✅ 正しい(=正答)。胆石による慢性的な刺激と炎症が粘膜の発癌に関与すると考えられている。
5. 胆嚢炎の原因は血行性感染である。
❌ 誤り。正しくは急性胆嚢炎の大部分は胆石が胆嚢管をふさぎ、胆汁がうっ滞したところに腸管由来の細菌が感染して起こる。
❌ 誤り。正しくは急性胆嚢炎の大部分は胆石が胆嚢管をふさぎ、胆汁がうっ滞したところに腸管由来の細菌が感染して起こる。
【試験対策ポイント】
- 胆石発作:脂肪食後の右季肋部〜心窩部痛(右肩への放散痛)
- 無症状胆石:原則経過観察
- 画像の第一選択は腹部超音波(胆石の多くはX線に写らない)
- 胆嚢炎:胆嚢管の閉塞+細菌感染
- 胆嚢癌の危険因子:膵・胆管合流異常・胆石
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