第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問
生体物理・化学現象の計測第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。酸素解離曲線は高体温・アシドーシスで右方移動し、同じ酸素分圧でも酸素飽和度は低下する(a・b)。
問題
パルスオキシメータによるモニタリングについて正しいのはどれか。
a.同じ酸素分圧でも高体温では酸素飽和度が低くなる。
b.同じ酸素分圧でもアシドーシスでは酸素飽和度が低くなる。
c.インドシアニングリーン(色素)は測定値に影響しない。
d.一酸化炭素ヘモグロビンは測定誤差の原因にはならない。
e.末梢循環不全では測定値の信頼性が乏しい。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — a、b、e
酸素解離曲線は高体温・アシドーシスで右方移動し、同じ酸素分圧でも酸素飽和度は低下する(a・b)。末梢循環不全では拍動成分が得られず信頼性が低い(e)。色素・COHbは誤差原因となるためc・dは誤り。正しい組合せは2番。
【各選択肢の解説】
a. 同じ酸素分圧でも高体温では酸素飽和度が低くなる
✅ 正しい。体温上昇で酸素解離曲線が右方移動する。
✅ 正しい。体温上昇で酸素解離曲線が右方移動する。
b. 同じ酸素分圧でもアシドーシスでは酸素飽和度が低くなる
✅ 正しい。ボーア効果で右方移動する。
✅ 正しい。ボーア効果で右方移動する。
c. インドシアニングリーン(色素)は測定値に影響しない
❌ 誤り。色素は光吸収に影響し測定誤差の原因となる。
❌ 誤り。色素は光吸収に影響し測定誤差の原因となる。
d. 一酸化炭素ヘモグロビンは測定誤差の原因にはならない
❌ 誤り。COHbはSpO2を偽高値に導き、測定誤差の原因となる。
❌ 誤り。COHbはSpO2を偽高値に導き、測定誤差の原因となる。
e. 末梢循環不全では測定値の信頼性が乏しい
✅ 正しい。血流・拍動が不十分だと測定が困難になる。
✅ 正しい。血流・拍動が不十分だと測定が困難になる。
よってa・b・e → 2番が正答。
【試験対策ポイント】
パルスオキシメータ=赤色660 nm・赤外940 nmの2波長で拍動成分から算出。誤差要因:COHb(偽高値)・メトHb・色素(ICG・メチレンブルー)・マニキュア・体動・低灌流/末梢循環不全。酸素解離曲線は高温・アシドーシス・高CO2・高2,3-DPGで右方移動(組織で酸素を放しやすい)。
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