第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。パルスオキシメータは赤色光と赤外光の吸光度の拍動成分の比からSpO2を求める。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 83.3%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
パルスオキシメータは赤色光と赤外光の吸光度の拍動成分の比からSpO2を求める。同じ酸素分圧でも酸素解離曲線が右方移動すれば飽和度は下がり(a・b)、拍動が弱い末梢循環不全では測定の信頼性が落ちる(e)。色素や異常ヘモグロビンは吸光に影響して誤差の原因になる。
【各選択肢の解説】
a.同じ酸素分圧でも高体温では酸素飽和度が低くなる。
✅ 正しい。体温が上がると酸素解離曲線が右方移動し、同じ酸素分圧での飽和度が下がる。
b.同じ酸素分圧でもアシドーシスでは酸素飽和度が低くなる。
✅ 正しい。pHが下がると酸素解離曲線が右方移動する(ボーア効果)。
c.インドシアニングリーン(色素)は測定値に影響しない。
❌ 誤り。正しくはICGやメチレンブルーなどの色素は測定波長の光を吸収し、SpO2を見かけ上低く示す誤差の原因となる。
d.一酸化炭素ヘモグロビンは測定誤差の原因にはならない。
❌ 誤り。正しくはCOHbは赤色光の吸収が酸化ヘモグロビンに近く、2波長の装置では区別できないため、SpO2を実際より高く示す。
e.末梢循環不全では測定値の信頼性が乏しい。
✅ 正しい。拍動成分が小さくなり信号が雑音に埋もれるため、値が不安定になる。
❌ 誤り。cが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
✅ 正しい。3つとも正しい記述である(=正答)。
❌ 誤り。dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 要因 | SpO2への影響 |
|---|---|
| COHb | 実際より高く出る |
| 色素(ICG・メチレンブルー) | 実際より低く出る |
| 末梢循環不全・体動 | 不安定・信頼性低下 |
- 酸素解離曲線の右方移動:体温上昇・アシドーシス・PaCO2上昇・2,3-DPG増加
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