MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第36問

各種治療機器第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第36問(各種治療機器)の正答は 5 です。RF容量結合型加温では体表を水バッグ(ボーラス)で冷却して熱傷を防ぎ、電極サイズが小さいほど電極近傍の電流密度が高まり加温が強くなる。

問題
RF 容量結合型加温法で正しいのはどれか。 a.100 MHz 以上の周波数の電波を用いる。 b.誘電損により発熱する。 c.電気抵抗の低い組織ほど加温されやすい。 d.表面冷却のためにボーラス(水バッグ)を使用する。 e.電極サイズが小さいほど電極近傍の加温は強くなる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

RF容量結合型加温では体表を水バッグ(ボーラス)で冷却して熱傷を防ぎ、電極サイズが小さいほど電極近傍の電流密度が高まり加温が強くなる。正しい記述はd・eで5番。


【各選択肢の解説】

a. 100MHz以上の周波数の電波を用いる。→ ❌ 誤り。RF容量結合型は8MHz(13.56MHz等)程度。100MHz以上は用いない。

b. 誘電損により発熱する。→ ❌ 誤り。容量結合型(RF)は主にイオン電流によるジュール損で発熱。誘電損(双極子の摩擦)が主体なのはマイクロ波加温。

c. 電気抵抗の低い組織ほど加温されやすい。→ ❌ 誤り。ジュール発熱は電流密度と抵抗率に依存し、電気抵抗の高い(導電率の低い)脂肪等が加温されやすい。

d. 表面冷却のためにボーラス(水バッグ)を使用する。→ ✅ 正しい。皮膚表面の過加温・熱傷を防ぐため電極と体表の間に水バッグを置く。

e. 電極サイズが小さいほど電極近傍の加温は強くなる。→ ✅ 正しい。小電極側で電流密度が高くなり近傍が強く加温される。

よって正しい記述はd・e → 選択肢5が正答。


【試験対策ポイント】

ハイパーサーミア(温熱療法)は42〜45℃で癌細胞を選択的に傷害。RF容量結合型=電界(8MHz程度)でジュール加熱、深部加温可。マイクロ波(誘電加熱)は表在性。ボーラスで表面冷却、電極サイズで加温分布を調整する。

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