第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第38問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第38問(医用機器の安全管理)の正答は 4 です。非接地配線方式は、絶縁変圧器で電源を大地から切り離し、1線が地絡しても停電させないための配線(JIS T 1022)。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 85.7%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
非接地配線方式は、絶縁変圧器で電源を大地から切り離し、1線が地絡しても停電させないための配線(JIS T 1022)。絶縁監視装置は回路と大地の間に流れうる電流を監視し、2 mAを超えると警報を出す。機器が多いとその漏れ電流が足し合わさって警報が出ることがある。
【各選択肢の解説】
a.絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流は10 µA以下である。
❌ 誤り。正しくは絶縁変圧器の漏れ電流の規定は0.1 mA(100 µA)以下である(JIS T 1022)。
b.絶縁監視装置の表示値が1 mAを超えると警報が発生する。
❌ 誤り。正しくは絶縁監視装置は表示値が2 mAを超えると警報を出す(JIS T 1022)。
c.地絡発生時における電源供給の確保が主目的である。
✅ 正しい。2次側が大地から絶縁されているので、1線が地絡しても大きな地絡電流が流れる回路ができず、ブレーカが落ちない。生命維持装置への給電を続けられる。
d.多数のME機器を使用すると絶縁監視装置の警報が発生する可能性がある。
✅ 正しい。各機器の漏れ電流や配線の静電容量による電流が合計されるため、接続する機器が多いと2 mAを超えて警報が出ることがある。
e.保護接地設備は必要ない。
❌ 誤り。非接地配線は電源の側の対策で、機器の外装の感電対策ではない。正しくは非接地配線方式の医用室にも保護接地設備が必要である。
❌ 誤り。a(規定は0.1 mA以下)・b(警報は2 mA)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
❌ 誤り。a(規定は0.1 mA以下)・e(保護接地は必要)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
❌ 誤り。b(警報は2 mA)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。正しい記述のc・dだけからなる組合せ。
❌ 誤り。e(保護接地は必要)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 内容(JIS T 1022) |
|---|---|
| 目的 | 1線地絡時も停電させない(電源供給の継続) |
| 絶縁監視装置の警報 | 2 mA |
| 絶縁変圧器の漏れ電流 | 0.1 mA以下 |
| 保護接地 | 別に必要 |
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