MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第56問

電子工学第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第56問(電子工学)の正答は 1 です。正弦波 f_s で搬送波 f_c を振幅変調(AM)すると、積の計算から搬送波 f_c に加えて和 f_c+f_s と差 f_c-f_sの2本の側波が生じる。

問題
周波数 f_c の搬送波(正弦波)を周波数 f_s の正弦波により AM 変調し、DSB(両側波帯)で送信するときの周波数スペクトルはどれか。
第32回午後第56問 図
  1. 1. f_c(最大)と、その両側の f_c-f_s・f_c+f_s(小)の 3 本 ✓
  2. 2. f_c(最大)と f_c+f_s(小)の 2 本
  3. 3. f_c-f_s(小)と f_c(最大)の 2 本
  4. 4. f_c(最大)と、その両側の f_c-2f_s・f_c+2f_s(小)の 3 本
  5. 5. f_c-2f_s・f_c-f_s・f_c・f_c+f_s・f_c+2f_s の 5 本(f_c が最大で外側ほど小さい)

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 33.3%参考値

12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — f_c(最大)と、その両側の f_c-f_s・f_c+f_s(小)の 3 本

正弦波 f_s で搬送波 f_c を振幅変調(AM)すると、積の計算から搬送波 f_c に加えて和 f_c+f_s と差 f_c-f_sの2本の側波が生じる。DSB(両側波帯)で送るとこの3本が並ぶ。

しくみ:(1+m cos2πf_s t)cos2πf_c t = cos2πf_c t + (m/2)cos2π(f_c+f_s)t + (m/2)cos2π(f_c−f_s)t(m は変調度)。側波は搬送波の m/2 倍なので、搬送波より小さい。


【各選択肢の解説】

1. f_c(最大)と、その両側の f_c-f_s・f_c+f_s(小)の 3 本
✅ 正しい(=正答)。搬送波と上下の側波が f_c を中心に対称に並ぶ。占有帯域幅は 2f_s。
2. f_c(最大)と f_c+f_s(小)の 2 本
❌ 誤り。下側波が無い。正しくは、AM では上側波 f_c+f_s と下側波 f_c-f_s が対で生じ、DSB では両方を送る(片方だけ送るのは SSB)。
3. f_c-f_s(小)と f_c(最大)の 2 本
❌ 誤り。上側波が無い。正しくは、f_c+f_s も同じ大きさで生じる。
4. f_c(最大)と、その両側の f_c-2f_s・f_c+2f_s(小)の 3 本
❌ 誤り。側波の位置が違う。正しくは、正弦波1つによる AM の側波はf_c±f_s に出る。
5. f_c-2f_s・f_c-f_s・f_c・f_c+f_s・f_c+2f_s の 5 本(f_c が最大で外側ほど小さい)
❌ 誤り。f_s の整数倍ごとに多数の側波が出るのは周波数変調(FM)などの角度変調の特徴。正しくは、正弦波による AM の側波は±f_s の1組だけである。

【試験対策ポイント】

方式スペクトル帯域幅
AM(DSB)f_c と f_c±f_s2f_s
DSB-SCf_c±f_s(搬送波を抑圧)2f_s
SSB片側の側波だけf_s
FMf_c±nf_s に多数の側波広い
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