MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第90問

医用材料第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第90問(医用材料)の正答は 1 です。ステンレス鋼は鉄にクロムを約10.5%以上加えた合金(JIS G 0203)で、表面にクロムの酸化物(Cr₂O₃)の薄く緻密な不動態皮膜ができる。

問題
ステンレスの表面に形成されるのはどれか。
  1. 1. 酸化クロム ✓
  2. 2. 酸化鉄
  3. 3. 酸化亜鉛
  4. 4. 酸化マグネシウム
  5. 5. 酸化銅

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.8%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 酸化クロム

ステンレス鋼は鉄にクロムを約10.5%以上加えた合金(JIS G 0203)で、表面にクロムの酸化物(Cr₂O₃)の薄く緻密な不動態皮膜ができる。この皮膜が内部の鉄を守り、さびにくさ(耐食性)を生む。


【各選択肢の解説】

1. 酸化クロム
✅ 正しい(=正答)。クロムが酸素と結びついて不動態皮膜をつくる。傷ついても酸素があれば再びできる。
2. 酸化鉄
❌ 誤り。酸化鉄は普通の鋼にできる「さび」で、もろく内部を守らない。正しくは、ステンレスの表面を覆うのは酸化クロムの皮膜。
3. 酸化亜鉛
❌ 誤り。亜鉛はステンレスの成分ではない。正しくは、酸化亜鉛は亜鉛や亜鉛めっき鋼の表面にできる。
4. 酸化マグネシウム
❌ 誤り。マグネシウムはステンレスの成分ではない。正しくは、酸化マグネシウムはマグネシウム(合金)の表面にできる。
5. 酸化銅
❌ 誤り。銅はステンレスの主成分ではない。正しくは、酸化銅は銅や銅合金の表面にできる。

【試験対策ポイント】

金属表面の不動態皮膜医療での例
ステンレス鋼(SUS316L)酸化クロム(Cr₂O₃)手術器械・骨固定材
チタン・チタン合金酸化チタン(TiO₂)人工関節・歯科インプラント
コバルトクロム合金酸化クロム人工関節・ステント
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