第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問
医用材料第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 5 です。材料表面での血栓形成は「血漿タンパク吸着→血小板の粘着・活性化→凝固カスケード(トロンビン活性化)→フィブリン形成」の順に進む。
問題
医用材料に対する血栓形成反応で誤っているのはどれか。
- 1. タンパク質の吸着
- 2. 血小板の活性化
- 3. フィブリンの形成
- 4. トロンビンの活性化
- 5. ナトリウムイオンの放出 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — ナトリウムイオンの放出
材料表面での血栓形成は「血漿タンパク吸着→血小板の粘着・活性化→凝固カスケード(トロンビン活性化)→フィブリン形成」の順に進む。ナトリウムイオンの放出はこの過程と無関係で、正答は5番。
【各選択肢の解説】
1. タンパク質の吸着
✅ 正しい。材料が血液に触れると最初に血漿タンパク(フィブリノゲン等)が吸着する。
✅ 正しい。材料が血液に触れると最初に血漿タンパク(フィブリノゲン等)が吸着する。
2. 血小板の活性化
✅ 正しい。吸着タンパクを介して血小板が粘着・活性化する。
✅ 正しい。吸着タンパクを介して血小板が粘着・活性化する。
3. フィブリンの形成
✅ 正しい。凝固の最終段階でフィブリンが析出し血栓を安定化する。
✅ 正しい。凝固の最終段階でフィブリンが析出し血栓を安定化する。
4. トロンビンの活性化
✅ 正しい。凝固カスケードが進みトロンビンが生成され、フィブリノゲンをフィブリンに変換する。
✅ 正しい。凝固カスケードが進みトロンビンが生成され、フィブリノゲンをフィブリンに変換する。
5. ナトリウムイオンの放出
❌ 誤り。血栓形成反応に関与しない。
❌ 誤り。血栓形成反応に関与しない。
【試験対策ポイント】
材料表面の血栓形成の流れ:
タンパク吸着 → 血小板粘着・活性化 → 凝固系活性化(トロンビン生成) → フィブリン形成 → 血栓
- 抗血栓性材料の工夫:ヘパリン固定化、親水性(MPCポリマー)、平滑表面、微小相分離構造
- Ca²⁺は凝固に必須だがNa⁺放出は無関係
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