MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第80問

医用機械工学第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第80問(医用機械工学)の正答は 2 です。モーメント=力×(回転中心から作用線までの垂直距離)。

問題
回転中心Oで支えられた剛体の棒に図のような荷重が働き、棒は静止している。O点まわりのモーメントのつり合いを表す式はどれか。
第33回午前第80問 図
  1. 1. J sinβ+Ma sinθ-Wb=0
  2. 2. Ma sinθ-Wb=0 ✓
  3. 3. J cosβ+Ma cosθ-Wb=0
  4. 4. Ma cosθ-Wb=0
  5. 5. Ma-Wb=0

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 9.1%参考値

11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — Ma sinθ-Wb=0

モーメント=力×(回転中心から作用線までの垂直距離)。図では、JはO点に向かって作用し、Mは距離aの点で棒と角θをなして左上へ引き、Wは距離bの棒の端で真下に作用する。


【各選択肢の解説】

1. J sinβ+Ma sinθ-Wb=0
❌ 誤り。Jの作用線は回転中心Oを通るので腕の長さが0で、モーメントを生まない。しかもJ sinβには距離が掛かっておらずモーメントの次元でない。正しくはJの項は入らず Ma sinθ-Wb=0 である。
2. Ma sinθ-Wb=0
✅ 正しい。Mの棒に垂直な成分M sinθが距離aでO点まわりに反時計回りのモーメントMa sinθを生み、真下のWが距離bで時計回りのモーメントWbを生む。静止しているので両者がつり合う(=正答)。
3. J cosβ+Ma cosθ-Wb=0
❌ 誤り。Jの項は不要で、M cosθは棒に平行な成分でモーメントを生まない。正しくはMで効くのは棒に垂直な成分M sinθである。
4. Ma cosθ-Wb=0
❌ 誤り。M cosθは棒に沿った成分で、回転させる働きがない。正しくはMa sinθである。
5. Ma-Wb=0
❌ 誤り。Mは棒に垂直に作用していないのに角度を考えていない。正しくは垂直成分を取ってMa sinθとする。

【試験対策ポイント】

途中式(O点まわり、反時計回りを正)

  • J:作用線がOを通る → 0
  • M:垂直成分M sinθ × 距離a → +Ma sinθ
  • W:棒に垂直(真下)× 距離b → -Wb
  • つり合い:Ma sinθ-Wb=0
ポイント
  • モーメント=F×r×sinθ(θは力と腕のなす角)
  • 回転中心を通る力(支点の反力など)はモーメント0
  • 棒に平行な成分(cos側)は回転に効かない
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