MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問

血液浄化療法装置第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。空気は陰圧の部分から吸い込まれるか、チャンバの液面が下がって下流へ流れることで入る。

問題
透析中の空気誤入の原因として考えられないのはどれか。
  1. 1. 動脈(脱血)側留置針と回路接続部の離断
  2. 2. 補液ラインの閉鎖忘れ
  3. 3. ポンプセグメント部回路の破損
  4. 4. エアードリップチャンバでの液面調整不良
  5. 5. 静脈(返血)側留置針の抜針 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 静脈(返血)側留置針の抜針

空気は陰圧の部分から吸い込まれるか、チャンバの液面が下がって下流へ流れることで入る。血液ポンプより手前の脱血側は陰圧、ポンプより後ろの返血側は陽圧なので、返血側の針が抜けても血液が外へ漏れる(出血)だけで、空気は入らない。


【各選択肢の解説】

1. 動脈(脱血)側留置針と回路接続部の離断
❌ 原因として考えられる。正しくは脱血側は血液ポンプの手前で陰圧なので、接続が外れると空気を吸い込む。
2. 補液ラインの閉鎖忘れ
❌ 原因として考えられる。正しくは補液ラインは脱血側の陰圧部につながることが多く、閉め忘れて補液が空になると空気が引き込まれる。
3. ポンプセグメント部回路の破損
❌ 原因として考えられる。正しくはローラがしごく部分の手前は陰圧で、破損するとそこから空気が吸い込まれる。
4. エアードリップチャンバでの液面調整不良
❌ 原因として考えられる。正しくはチャンバの液面が低いと、ためるべき空気が下流の返血側へ流れる。
5. 静脈(返血)側留置針の抜針
✅ 原因として考えられない(=正答)。返血側は陽圧なので、抜けても空気は入らず、出血として現れる。

【試験対策ポイント】

回路の部分圧外れ・破損で起こること
脱血側(ポンプの手前)陰圧空気を吸い込む
返血側(ポンプの後ろ)陽圧出血
  • 静脈側チャンバの液面と気泡検知器が空気を患者に入れない最後の関門
  • 返血側の抜針は空気でなく大量出血の事故として警戒する
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