第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第20問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第20問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。パルスオキシメータは赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)の吸光度の、拍動で変わる成分の比からSpO₂を求める。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 84.6%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
パルスオキシメータは赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)の吸光度の、拍動で変わる成分の比からSpO₂を求める。体温上昇・アシドーシスでは酸素解離曲線が右方偏位し、同じ酸素分圧でも飽和度は低くなる。拍動成分が小さい末梢循環不全では値の信頼度が下がる。
【各選択肢の解説】
a.一酸化炭素ヘモグロビンの存在は影響しない。
❌ 誤り。正しくは一酸化炭素ヘモグロビンは赤色光の吸光が酸素化ヘモグロビンに近く、SpO₂を実際より高く表示させる(影響する)。
b.検査用色素のインジゴカルミンは影響しない。
❌ 誤り。正しくは血中に入った青い色素が赤色光を吸収し、SpO₂を一時的に低く表示させる(メチレンブルー・インドシアニングリーンも同様)。
c.同じ酸素分圧でもアシドーシスでは高くなる。
❌ 誤り。正しくはアシドーシス(pH低下)で解離曲線が右方偏位し、同じ酸素分圧での飽和度は低くなる。
d.同じ酸素分圧でも体温が上昇すると低くなる。
✅ 正しい。体温上昇で解離曲線が右方偏位し、ヘモグロビンが酸素を離しやすくなるため飽和度が下がる。
e.末梢循環不全では信頼度が低下する。
✅ 正しい。測定に使う拍動成分(脈波)が小さくなり、雑音との区別がつきにくくなる。
❌ 誤り。a・bはどちらも誤り。正しくはd・eの組合せである。
❌ 誤り。aが誤り。正しくはd・eの組合せである。
❌ 誤り。b・cはどちらも誤り。正しくはd・eの組合せである。
❌ 誤り。cが誤り(向きが逆)。正しくはd・eの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。どちらも記述どおりである。
【試験対策ポイント】
| 酸素解離曲線 | 起こる条件 | 同じ酸素分圧での飽和度 |
|---|---|---|
| 右方偏位 | 体温↑・PCO₂↑・pH↓・2,3-DPG↑ | 低くなる |
| 左方偏位 | 体温↓・PCO₂↓・pH↑・2,3-DPG↓ | 高くなる |
- SpO₂の誤差要因:一酸化炭素ヘモグロビン(高く出る)・色素(低く出る)・末梢循環不全・体動・マニキュア・強い外光
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