MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問

医学的基礎第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(医学的基礎)の正答は 4 です。標準予防策は、すべての患者の血液・体液・分泌物(汗を除く)・排泄物・粘膜・損傷した皮膚を感染性があるものとして扱い、接触の可能性に応じて手袋・マスク・ガウンなどを着ける考え方である(CDC 隔離予防策ガイドライン 2007年)。

問題
院内感染について正しいのはどれか。 a.手袋を着用して処置をした場合、手袋取り外し後の手指衛生は不要である。 b.標準予防策では、手袋、マスク、ガウン等の着用基準を定めている。 c.患者の唾液は感染性があるものとして扱う。 d.麻疹感染者の部屋への入室時にはN95 マスクを着用する。 e.入院前から感染し入院後に発症した場合、院内感染症とみなされる。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d ✓
  5. 5. c、d、e

正答:4番

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番(b・c・d)

標準予防策は、すべての患者の血液・体液・分泌物(汗を除く)・排泄物・粘膜・損傷した皮膚を感染性があるものとして扱い、接触の可能性に応じて手袋・マスク・ガウンなどを着ける考え方である(CDC 隔離予防策ガイドライン 2007年)。麻疹は空気感染なのでN95マスクを使う。


【各選択肢の解説】

a.手袋を着用して処置をした場合、手袋取り外し後の手指衛生は不要である。
❌ 誤り。正しくは手袋には目に見えない穴があったり、外すときに手が汚染されたりするため、外した後も手指衛生が必要である。

b.標準予防策では、手袋、マスク、ガウン等の着用基準を定めている。
✅ 正しい。血液・体液に触れるおそれがあるときは手袋、飛び散るおそれがあるときはマスク・ガウンなど、場面ごとの基準がある。

c.患者の唾液は感染性があるものとして扱う。
✅ 正しい。標準予防策では汗を除く体液・分泌物を感染性ありとして扱い、唾液もこれに含まれる。

d.麻疹感染者の部屋への入室時にはN95マスクを着用する。
✅ 正しい。麻疹は空気(飛沫核)感染で、微小な粒子を通しにくいN95マスクが必要である。

e.入院前から感染し入院後に発症した場合、院内感染症とみなされる。
❌ 誤り。正しくは入院時にすでに感染(潜伏期)していたものは市中感染として扱い、院内感染は入院後に病院内で感染したものをいう。

1. a、b、c
❌ 誤り。aが誤り。正しくはb・c・dの組合せである。
2. a、b、e
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・c・dの組合せである。
3. a、d、e
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・c・dの組合せである。
4. b、c、d
✅ 正しい(=正答)。3つとも院内感染対策として正しい。
5. c、d、e
❌ 誤り。eが誤り。正しくはb・c・dの組合せである。

【試験対策ポイント】

感染経路代表的な疾患主な対策
空気感染麻疹・水痘・結核N95マスク・陰圧個室
飛沫感染インフルエンザ・風疹・流行性耳下腺炎サージカルマスク
接触感染MRSA・ノロウイルスなど手袋・ガウン
  • 手指衛生は手袋を着ける前と外した後の両方で行う
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