第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第23問
医学的基礎第33回午後
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第23問(医学的基礎)の正答は 4 です。医療安全の基本は、人は誤るものとしてしくみで防ぐことである。
問題
医療安全について正しいのはどれか。
- 1. インシデントの背景には数多くのアクシデントが存在する。
- 2. 入院患者が転倒したが、怪我はなかったので報告しなかった。
- 3. 電子カルテを導入すれば患者誤認のリスクはなくなる。
- 4. 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。 ✓
- 5. 医療事故を減らすには原因追及よりも責任追及が重要である。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 83.9%やさしい
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。
医療安全の基本は、人は誤るものとしてしくみで防ぐことである。与薬前のダブルチェックは誤薬・患者誤認を防ぐ基本行動で、他の4つは報告の軽視・機器への過信・責任追及の偏重、または法則の取り違えである。
【各選択肢の解説】
1. インシデントの背景には数多くのアクシデントが存在する。
❌ 誤り。関係が逆である。正しくは1件のアクシデント(重大事故)の背景に多数のインシデント(ヒヤリ・ハット)が存在する(ハインリッヒの法則)。
❌ 誤り。関係が逆である。正しくは1件のアクシデント(重大事故)の背景に多数のインシデント(ヒヤリ・ハット)が存在する(ハインリッヒの法則)。
2. 入院患者が転倒したが、怪我はなかったので報告しなかった。
❌ 誤り。正しくは怪我がなくても転倒は報告し、原因を分析して再発防止に役立てる。
❌ 誤り。正しくは怪我がなくても転倒は報告し、原因を分析して再発防止に役立てる。
3. 電子カルテを導入すれば患者誤認のリスクはなくなる。
❌ 誤り。正しくは電子カルテは誤認を減らすが、入力・選択の誤りは残るため、リストバンドやフルネームでの確認などを併用する。
❌ 誤り。正しくは電子カルテは誤認を減らすが、入力・選択の誤りは残るため、リストバンドやフルネームでの確認などを併用する。
4. 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。
✅ 正しい(=正答)。1人の思い込みによる見落としを別の人の目で拾えるため、誤薬・患者誤認を防ぐのに有効である。
✅ 正しい(=正答)。1人の思い込みによる見落としを別の人の目で拾えるため、誤薬・患者誤認を防ぐのに有効である。
5. 医療事故を減らすには原因追及よりも責任追及が重要である。
❌ 誤り。正しくは個人の責任追及よりも、事故の背景にあるしくみ(手順・環境・機器)の原因を分析して改善することが重要である。責任追及に偏ると報告が出にくくなる。
❌ 誤り。正しくは個人の責任追及よりも、事故の背景にあるしくみ(手順・環境・機器)の原因を分析して改善することが重要である。責任追及に偏ると報告が出にくくなる。
【試験対策ポイント】
- ハインリッヒの法則:重大事故1:軽微な事故29:ヒヤリ・ハット300
- インシデント=患者に被害が及ばなかった事象、アクシデント=被害が生じた事象
- 患者確認=フルネーム・生年月日・リストバンド・ダブルチェック
- 事故対策は「誰が」でなく「なぜ」を問う(システムの改善)
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