第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第23問
医学的基礎第33回午後
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第23問(医学的基礎)の正答は 4 です。医療安全の基本行動として、与薬前の薬品名・患者名のダブルチェックは正しい(4番)。
問題
医療安全について正しいのはどれか。
- 1. インシデントの背景には数多くのアクシデントが存在する。
- 2. 入院患者が転倒したが、怪我はなかったので報告しなかった。
- 3. 電子カルテを導入すれば患者誤認のリスクはなくなる。
- 4. 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。 ✓
- 5. 医療事故を減らすには原因追及よりも責任追及が重要である。
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。
医療安全の基本行動として、与薬前の薬品名・患者名のダブルチェックは正しい(4番)。他は、ハインリッヒの法則の記述が逆、ヒヤリハットの未報告、電子カルテ過信、責任追及偏重で、いずれも医療安全上不適切。よって4番。
【各選択肢の解説】
1. インシデントの背景には数多くのアクシデントが存在する。
❌ 誤り。逆。1件の重大事故(アクシデント)の背景に多数のインシデント(ヒヤリハット)が存在する(ハインリッヒの法則)。
❌ 誤り。逆。1件の重大事故(アクシデント)の背景に多数のインシデント(ヒヤリハット)が存在する(ハインリッヒの法則)。
2. 転倒したが怪我はなかったので報告しなかった。
❌ 誤り。傷害がなくてもヒヤリハット/インシデントとして報告し、再発防止に活かす。
❌ 誤り。傷害がなくてもヒヤリハット/インシデントとして報告し、再発防止に活かす。
3. 電子カルテを導入すれば患者誤認のリスクはなくなる。
❌ 誤り。リスクは低減できるがゼロにはならない。ダブルチェック等の併用が必要。
❌ 誤り。リスクは低減できるがゼロにはならない。ダブルチェック等の併用が必要。
4. 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。
✅ 正しい。誤薬防止の基本行動。
✅ 正しい。誤薬防止の基本行動。
5. 医療事故を減らすには原因追及よりも責任追及が重要である。
❌ 誤り。個人の責任追及より、システム要因の原因分析と再発防止(非懲罰的報告文化)が重要。
❌ 誤り。個人の責任追及より、システム要因の原因分析と再発防止(非懲罰的報告文化)が重要。
【試験対策ポイント】
- ハインリッヒの法則:1件の重大事故:29件の軽微事故:300件のヒヤリハット。
- インシデント(ヒヤリハット)=患者に傷害が及ばなかった/及ぶ前、アクシデント=傷害が発生した事象。
- 医療安全は「Why(原因)」を追及するシステム改善が中心(人は誰でも間違える)。
- 誤認防止:フルネーム+生年月日・リストバンド・ダブルチェック。
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