MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第52問

電子工学第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第52問(電子工学)の正答は 1 です。半導体の基本性質の組合せ。

問題
正しいのはどれか。 a.ホール効果が大きい半導体は磁気センサに利用される。 b.ダイオードのアノードにカソードよりも高い電圧を加えると電流は順方向に流れる。 c.p 形半導体の多数キャリアは電子である。 d.MOSFET の入力インピーダンスはバイポーラトランジスタに比べて小さい。 e.金属の導電率は温度が高くなると増加する。
  1. 1. a、b ✓
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35.7%参考値

14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b)

半導体の基本性質の組合せ。p形の多数キャリア(正孔)、MOSFETの入力インピーダンス(大きい)、金属の導電率の温度特性(低下)の向きの取り違えを見分ける。


【各選択肢の解説】

a.ホール効果が大きい半導体は磁気センサに利用される。
✅ 正しい。磁界の中で電流を流すと、電流と磁界の両方に垂直な向きに電圧(ホール電圧)が生じる。これを使うホール素子は磁界の強さを測るセンサになる。

b.ダイオードのアノードにカソードよりも高い電圧を加えると電流は順方向に流れる。
✅ 正しい。アノード側を高くするのが順方向バイアスで、pn接合の障壁が下がり電流が流れる。

c.p 形半導体の多数キャリアは電子である。
❌ 誤り。正しくは、p形の多数キャリアは正孔。電子が多数キャリアなのはn形。

d.MOSFET の入力インピーダンスはバイポーラトランジスタに比べて小さい。
❌ 誤り。正しくは、MOSFETはゲートが絶縁膜で隔てられた電圧駆動素子で、入力インピーダンスはバイポーラトランジスタより大きい。

e.金属の導電率は温度が高くなると増加する。
❌ 誤り。正しくは、金属は温度が上がると格子振動で電子が散乱されやすくなり、抵抗率が増え導電率は低下する。

1. a、b
✅ 正しい(=正答)。
2. a、e
❌ 誤り。eは誤り。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cは誤り。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。c・dは誤り。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。d・eは誤り。正しくはa・b。

【試験対策ポイント】

項目正しい向き
n形の多数キャリア電子
p形の多数キャリア正孔
入力インピーダンスMOSFET>バイポーラ
温度上昇で導電率金属は低下・半導体は増加
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