MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第85問

生体物性第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第85問(生体物性)の正答は 3 です。生体組織の導電率は周波数とともに増加し(a)、骨格筋は線維方向で電気特性が変わる異方性を示し(d)、インピーダンスは非線形性を示す(e)。

問題
生体組織の受動的電気特性について正しいのはどれか。 a.導電率は周波数とともに増加する。 b.a 分散は水分子の緩和現象に起因する。 c.皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い。 d.骨格筋は異方性を示す。 e.インピーダンスは非線形性を示す。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:3番 — a、d、e

生体組織の導電率は周波数とともに増加し(a)、骨格筋は線維方向で電気特性が変わる異方性を示し(d)、インピーダンスは非線形性を示す(e)。α分散の起源、脂肪と筋の導電率の大小に誤りがある。a・d・eが正しく組合せは3番。


【各選択肢の解説】

a.導電率は周波数とともに増加する → ✅ 正しい。周波数が上がると細胞膜の容量性リアクタンスが下がり電流が通りやすくなる。
b.α分散は水分子の緩和現象に起因する → ❌ 誤り。α分散(数Hz〜kHz)は細胞膜まわりのイオン雰囲気に起因。水分子の緩和はγ分散(GHz帯)。
c.皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い → ❌ 誤り。脂肪は水分・イオンが少なく導電率は筋より低い。
d.骨格筋は異方性を示す → ✅ 正しい。線維方向と直交方向で導電率が異なる。
e.インピーダンスは非線形性を示す → ✅ 正しい。生体は周波数・電圧により応答が変わり線形素子のようには扱えない。

よって正しい記述はa・d・e → 組合せは3番が正答。


【試験対策ポイント】

生体の誘電分散=α分散(〜kHz:イオン雰囲気/細胞膜)・β分散(〜MHz:細胞膜の充放電、マクスウェル-ワグナー)・γ分散(〜GHz:水分子の緩和)。周波数↑で導電率↑・誘電率↓・インピーダンス↓。導電率の大小=血液・筋>脂肪・骨。骨格筋は異方性を示す。

📗 \ この分野をまとめて理解する /
「生体物性材料工学」の国試ノート(要点整理・無料)
生体物性(電気・熱・音・光)と医用材料・滅菌法の要点を整理。
▶ 生体物性材料工学ノートを無料で読む
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、臨床工学技士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第34回 全問一覧

▶ 生体物性 の過去問一覧

スポンサーリンク